ノンジャンル 官能小説

学校で大変な事件がもちあがった｡
あのマリアの妊娠が発覚した｡
授業中にフラフラして保健室に運ばれ､不審に思った保健医が身ごもっていることに気づいた｡
コユキは信じられなかった｡
でも､､､もしかして､､､
相手は誰なのか?
いろんな噂が飛び交った｡
しかし相手はすぐに判明した｡
相手はコユキが思った通り､浅倉だった｡
マリアの両親が浅倉の病院に押しかけ､騒動を起こした｡
高校にもやって来て､校長室で学校側の責任を追求した｡
親にしてみれば当然のことだと思う､､､
もう学校中が大騒ぎになった｡
更にあらぬ噂が飛び交い､美術部員が白い目で見られていた｡
コユキは部をやめていたこともあって､なんとか難を避けることが出来た｡
もしダイキの警告がなければ､､､コユキのしていたことを考えれば､ただでは済まなかったと思う､､､
でも､､､マリアは知っている､､､わたしと浅倉のこと､､､マリアはそのことを話しているんだろうか？
不安が押し寄せてくる､､､
しかし､そのマリアも学校には来ていない､､､
当たり前のことだけど､､､
当然のように美術部は無期限の活動停止になった｡
そして話し合いの結果､浅倉は学校を移り､責任を取ってマリアと結婚することになった。
マリアはもう学校には来ないが､転校はせずに卒業させる｡
そう話が決まったらしい｡
やはりマリアも浅倉と関係があった､､､
それにしても､､､よくあんな男と結婚なんて､､､
おそらくはお腹の中の赤ちゃんと世間体を考えてのことだろう｡
でもそれでマリアは幸せになれるだろうか？
想像出来ない､､､悪いが不幸になるとしか考えられない､､､
マリアのダイキに対する想いは本物だったと思う｡
それなのに浅倉との関係を続けていた｡
わたしと同じだ､､､
やはり､セックスなんだと思う､､､
わたしはなんとか抜け出すことが出来たけど､､､
マリアには､､､
それにしてもマリアはどうしてわたしのことを黙ってるんだろう？
これからの浅倉との夫婦生活のためなのか､､､
それにコユキにはもうひとつ心配事があった。
生理が遅れている､､､

つづく

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