ダイキはノリコのカラダに溺れかけた。
ノリコは確かに素晴らしいオンナだ。
でも、、、ダイキにとって最高のオンナはやはりコユキだった。
一番好きな顔、カラダも、セックスも、、、性格だって、、、
それなのにコユキは俺を裏切っていた。
始業式の夜、ダイキは朝倉を訪ねた。
ヤツは驚いたが部屋に入れてくれた。
「鳴海のことか?」
俺は黙って鳴海を睨みつけた。
「オイオイ、、、俺は悪くないぞ、、、鳴海が俺を誘ってくるんだ、、、」
悪びれることもなく、むしろ開き直ったかのように言葉を続ける。
「ほっそりしてるくせに、デカイ乳してるし、、、ああ、そうだ、あのときの声もデカかったな、、、お前の彼女、あれはかなりの好きものだな、、、」
優越感に浸りきった、人を小バカにした態度、、、
こいつは最低、最悪のクズだ、、、
そしてダイキはそんな人間のあつかい方をよく心得ていた。
いきなり顔面を殴りつける。
鼻血が飛び散る。
ビックリしている朝倉の腹を蹴り上げる。
「うげぇ!やめろ、やめてくれ!」
予想もしなかったダイキのいきなりの攻撃に、朝倉はうずくまり、怯えた表情でダイキを見ていた。
完全にダイキのことをナメていた。
今度はビンタを張り、手首をねじ上げる。
「やめてくれ、、、手首が折れる、、、うげ、痛い!」
「折るんだよ、、、覚悟しろ、、、」
低い声で脅しつける、、、
ダイキは本気だった、、、
「ごめんなさい、、、ゆるして、ゆるして下さい、、、なんでもする、、、鳴海にはもう手を出さない、、、」
涙と鼻水でぐしょぐしょになった醜い顔で許しを請う朝倉。
薄汚れたカエルみたいなクズ野郎、、、こんなヤツとコユキは、、、二人に対してやりきれない怒りが込み上げる、、、
そして、これからが本番だ、、、
「全部出せ、、、コユキを映した映像を、、、ひとつ残らず、、、、」
「そんなの無い、、、ウソじゃない、、、」
目が泳いでる、、、間違いない、、、やはり隠し撮りしていたんだ、コイツはそれを持っている、、、
「そうか、、、じゃあ、思い出すまで殴り続けてやる、、、お前の顔が潰れて息が出来なくなるまで、、、」
「ヒィィ、やめてくれ、、、分かったから、、、全部見せるから、やめてくれ、、、」
手首を捻ったままパソコンを操作させる。
「頼む、手を離してくれ、、、」
「だめだ、、、少しでもへんなマネをしたら、ひとつでも誤魔化そうとしたら、、、二度とお前の大好きな絵を描けなくしてやる、、、」
真っ青になって朝倉は操作を続けた。
画面に女の名前が並ぶ。
コユキだけではない、、、マリアや他の女子部員もある、、、
知らない女も、何人も、、、
コイツ、、、このクソ野郎、、、ヘドが出そうだ、、、
この教師の皮を被った犯罪者が、、、
朝倉がいきなり体をぶつけてきた。
簡単にねじ伏せ、手に力をいれる。
鈍い音と共に浅倉が叫ぶ。
「ぐおおぉ!手首が、、、痛え!」
「待ってろ、、、今度は逆方向に折ってやる、、、」
「やめてくれ、、、死ぬほど痛いんだ、、、もう逆らわない、、、頼むからゆるしてくれ、、、」
「もう次はないぞ、、、全部、データを消せ、、、」
「鳴海だけで、、、」
「バカ野郎!全部と言ったはずだ!」
「分かった、消す、、、」
浅倉は従った。
間違いなく確認させる。
「消したぞ、、、もうゆるしてくれ、、、」
「まだだ、、、バックアップがあるよな?チップをよこせ、、、」
「そんなの無い、、、」
今度は脚を思いきり踏みつける。
「やめろ!やめてくれ、脚が、脚が折れる、、、」
「早く渡せ、、、全部だぞ、他のやつも全部だ、、、また誤魔化そうとしたら歩けなくしてやる、、、一生な、、、」
「分かった、、、言う通りにする、、、だからもうやめてくれ、、、」
ダイキはやるべきことを全て済ませた。
最後にもう一度、思いきり脚を踏みつける。
「痛え!」
「これはコユキと他の女の分だ、、、」
「痛い、、、痛い、痛い、、、」
浅倉はうずくまり涙を流して痛みを耐えでいた。
「このクズ野郎、警察でもどこでも行けばいい、、、
でも、もしそんなことしたら、お前がしてきた事を全部バラしてやる、、、証拠も俺が貰ったからな、、、それから二度とコユキや他の女にこんなことしでかしたら、お前の顔を殴り潰してやるから覚悟しておけ、、、」
「言わない、絶対に誰にも言わない、、、もう二度と鳴海にも他の女にも近づかない、、、だから、それだけは頼む、、、誰にも言わないでくれ、、、」
ダイキは部屋を後にした。
そして家に帰ると浅倉が隠し撮りしていた映像を見た。
本当は見たくもない、、、
けれども見ずにはいられなかった。
そして、、、そこにはダイキの知らないコユキが映っていた。
つづく
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