ドロドロになって恋人同士みたいにセックスした。
汚らわしい言葉を口にして快楽を貪った。
何度イカされたか、どんな卑猥な言葉を口走ったかも覚えていない。
それほどまでにコユキは狂っていた。
それを全部ダイキに聞かれた、、、
ダイキに嫌われる、、、
もう、、、おしまいだ、、、
「コユキからフェラしたよな、、、ヤツのを舐めたいって、、俺より大きいって、、、俺のチ○ポより、ずっと気持ちいいって言ったよな、、、」
「そんなこと言ってない、、、覚えてない、、、」
確かに言った、、、
男を悦ばせるために、、、
そうしたら、、、イッパイ気持ち良くしてくれるから、、、
「ヤツとセックスして、スゴイ声出してた、、、俺はあんな声、聞いたことない、、、」
「違うのダイキ、、、あれは、、、」
「全部聞いたんだ、、、言い訳は聞きたくない、、、」
「お願い、聞いて、、、全部話すから、、、」
「今は聞きたくない、、、もう帰ろう、、、送っていく、、、
」
ダイキが近づいてくる、、、
この場で見放されるわけではないみたい、、、
少しだけホッとする。
遠くでずっと視線を送ってくる女性に気づく。
ハッキリとは分からないが、きっとヨシコだと思う、、、
わたしのしてたこと、、、間違いなくヨシコも知ってる、、、
わたしはダイキだけじゃない、ヨシコたちも裏切ってしまったことに今更ながらに気づく。
わたしは最低だ、、、
何も言ってくれないけど、並んで歩いてくれる。
ひょっとして、、、もう少し二人の気持ちが落ち着いて、ちゃんと話をして心から謝ったら、、、赦してくれるかも知れない、、、
だって、二人はあんなに愛し合っていたんだから、、、
無言でしばらく歩き続ける。
コユキは思いきって手を触れていった。
手を繋いで想いを伝えたい、、、
でも、払い除けられた。
取り付く島もなく、、、
でもこんなことでめげたりしない、、、
零れそうな涙も堪える。
泣くのは絶対にダメ、、、
誤魔化そうとしてると思われたくない、、、
「あのね、ダイキ、、、」
「話さないって言ったろう、、、」
すごく辛い、、、
こんなに傍にいるのに二人の心は離れようとしてる。
いやもう離れているのかも知れない。
全部わたしのせい、、、
今更ながらに思う、、、
どうしてわたしはダイキを裏切ってしまったの、、、
あのクスリで犯されたとき、ダイキにすぐに伝えて、訴えればこんなことにならなかった。
絶対にダイキは赦してくれた。
わたしはそれをせずに、ダイキに隠れて秘かに快楽を貪る道を選んだ。
愚かなわたし、、、
こんなに、、、こんなに大切な人なのに、、、
ダイキを失うことが本当に死ぬほど怖い、、、
傍にいることが出来るなら、わたしはどんなでもする、、、
バレていなければ上手いことしてやろうなどと考え違いをしていた自分を思いきり殴りつけてやりたい。
家のそばの小さな公園まで来た。
思い出のイッパイ詰まった場所、、、
優しく抱きしめられて何度も口づけを交わした、、、
あのときみたいに二人だけ、、、誰もいない、、、
ダイキが立ち止まる。
ダイキもきっと思い出している、、、
わたしは本当にバカだ、、、
汚れたオンナだ、、、でも、、、
ダイキが引き返そうとしてる、、、
送ってくれるのもここまで、、、
わたし達の恋もここで終わりなの、、、
そんなのイヤだ、、、
「ダイキ、、、もう、言い訳はしない、、、これだけは聞いて、、、わたしはダイキだけを心から愛してる、、、あんな男、本気で好きだなんて思ったことなんか一度も無い、、、本当に、、、」
すがる想いでダイキを見つめる、、、
「お前、、、それ、本気で言ってるのか?」
「えっ、、、」
ダイキの瞳は冷たい。
こんな目でわたしを見たことなど一度もなかった。
「お前は俺のことを愛してるのに、好きでもない男とセックスしまくっていたのか?」
「違う、、、そうじゃない、、、」
「どこが違う?説明してくれ、、、」
「それは、、、」
ダイキの言ったままだ、、、
何も言い返せない。
「お前、気持ち悪いぞ、、、いつからそんな女になったんだ、、、俺だけだとか、他の男なんか絶対にイヤだとか、、、早く俺のお嫁さんになりたいとか、全部ウソだったんだな、、、」
「違うよ、それは違う、、、ウソなんかじゃない、、、」
「もう何もかも信じられない、、、」
そうなるよね、、、それが一番怖かったんだ、、、
「お願いします、、、今回だけ、今回だけです、、、赦して下さい、、、もう絶対に裏切ったりしません、、、なんでもします、、、ダイキ以外の男ともう口もきかないから、、、」
「コユキ、、、もう逢うのはよそう、、、」
「えっ、、、それって、、、」
「一人になって良く考えたい、、、」
「それって、、、終わりってことじゃないよね、、、」
「そうなるかも知れない、、、」
「そんなの絶対にいや、、、」
「受け入れられないなら、、、終わりにしよう、、、」
「それだけはイヤ、、、分かった、ダイキの言う通りにする、、、いつまでもダイキを待つ、、、」
そう、この場で終わるよりもずっと可能性がある、、、 「でも、、、寂しくて、どうしてもガマン出来なくなったら、、、電話とかメールしてもいい?」
「そんなことしたら、逢わない意味が無いだろう、、、それに寂しくなんかならないだろう、、、俺がいなくても、他の男と楽しくヤッてたんだから、、、」
「そんなの酷いよ!」
「どこが!」
初めてダイキの怒りを目の当たりにした。
そんなの当たり前だ、、、
「ゴメンなさい、わたし、、、ゴメンなさい、、、」
「とにかく、連絡は受け付け無い、、、」
ダイキは背を向けた。
行ってしまう、、、
「ダイキ、わたし待ってるから、、、絶対にいい子になる、、、もう二度とあんなことしない、、、生まれ変わるから、、、」
そう、わたしは生まれ変わなければならないことをしていた。
「コユキ、、、ヤツとはもう逢わない方がいい、、、」
「逢わないよ、絶対に、、、二度と逢わない、部活も辞める、、、」
「ヤツと逢ってると、、、お前、破滅するぞ、、、」
「えっ?どういう、、こと、、、」
「ヤツには他にもオンナがいる、、、何人も、、、中には子どももいる、、、アイツだけはやめておけ、、、」
「アイツだけって、、、わたしはダイキだけだよ、、、もうこれからは本当にダイキだけだよ!」
ダイキはもう何も言わずに行ってしまった。
他の女、、、それは薄々感じていた。
元々好きじゃないし、それは気にしてなかったけど、、、子供って、、、
怖気がふるった、、、
あの男、、、変質者なのかも知れない、、、
そんな男に、、、わたしは、、、
気持ちが悪くなる、、、
変質者にカラダ中を舐められ、キスをしてフェラチオもたくさんして、、、直にカラダを繋げ合って、、、
中に何度も出されそうになって、、、
いや、知らないうちに出されていたかも、、、
本当に吐き気がする。
改めて自分が汚されたことを思い知る。
わたしは汚れた最悪のオンナだった、、、
でもこんなわたしにほんの少しのチャンスをダイキは与えてくれた、、、
わたしはそう思うことにした。
ハッキリと別れを告げられなかったということは、そういうことだ、、、
だから、これからは心を入れ替えてやり直すんだ。
そうすれば、、、いやそうしないと確実に終ってしまう。
どんなに時間がかかろうとダイキを待ち続ける。
だって、わたしにはダイキしかいないから、、、
いつかダイキのお嫁さんになって、赤ちゃんを生んで、幸せな家庭を築いて、、、
だから絶対に負けない、、、
そう心に誓った。
つづく
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