閉会式も終わり、ファミレスでささやかながら祝勝会が開かれることになった。
ダイキやクラスの女子連も誘ってくれたが、コユキは遠慮した。
さすがに部外者だし、1人だけ一年生というのも気恥ずかしい。
残念がっていたけれど皆すごくいい人たち、、、
わたしをダイキの彼女と認めてくれたみたい、、、
それはおそらくダイキの人柄だと思う、、、
ただ、、、マリアはどう感じているのかは分からない、、、
きっとわたしが行けば、かなりイジられたと思う、、、
わたしは秘かにダイキと話して、部屋で待つことにした。
ほどなくダイキが帰ってきた。
コユキは抱きついていった。
「ゴメン、またせたな、、、」
ダイキもすぐに抱きしめてくれる。
「ううん、、、こうすると決めていたから、、、」
「そうか、、、」
「ずっとガマンしてたんだよ、、、試合が終ってから、、、」
「俺も、、、」
髪を撫でられながら見つめられる、、、
ああ、、、わたしのオトコ、、、
口づけを交わし、舌を絡めて戯れる、、、
「うーん、、、少しだけ、スッキリした〜」
そう、少しだけ、、、このあと、、、厶フフ、、、
「これ、おみあげ、、、」
テイクアウトのピザ。
「やったね、美味しそう、、、ダイキも食べよ、、、」
「うん、、、飲み物、ジンジャーエールでいいか?」
最近、ダイキが凝っている。
もちろんお手製だ。
もちろん味はグッド、、、
「うん、ダイキのジンジャー、最高だし、、、」
「嬉しいこと言ってくれるね、、、」
二人は食べ始める。
「おっ、イケるな、、、」
「うん、たしかに、、、」
「みんなコユキのこと褒めてたぞ、、、」
「本当に?」
「すごくキレイだとか、可愛いとか、、、それに一年だと知って、驚いてた、、、」
「嬉しい!それでダイキ、わたしのこと、、、なんて言ったの?」
「恋人だって言ったけど、、、ほら、俺たち一緒に学校に来てるし、、、別にいいかなって、、、まずかったか?」
「ううん、、、いいよ、、、全然いい、、、厶フフ、恋人ねぇ、、、」
「えっ、、、違うのか?」
「違わない、、、嬉しいの、、、」
もう気分はルンルンだ。
でもやはり気になる事がある、、、
「ねぇ、、、マリア部長のことなんだけど、、、何かあるの?」
わたしは堪えきれずに尋ねていた。
つづく
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