マキは横たわったまま天井を茫然と見つめていた。
男が体を起こしゴムを外して後処理をしている。
ぼんやりとそれを見つめながら、中出しされなかったことに安堵する。
外記が再びマキの乳房をまさぐってきた。
高さを誇る張り詰めた乳房の頂きにたたずむ薄桃色の乳首を優しく捏ね回す。
「ああっ、、、やッ、、、」
絶頂に達したばかりのカラダは感じやすい。
「こんなにスゲェ胸、見たことない、、、デカイのに感度もいいし、、、カタチも良くて、最高にエロい、、、」
マキの反応に気をよくした外記が、我が物顔で褒め称えながら乳首を舌先でなぞるように舐めあげる。
「あっ、くっ、あーん、、、もう、いやぁ、、、ん、アン、、、」
マキの尻がくねりをみせる。
「何がいやだ?尻がモゾモゾしてるぞ、、、お前はもう俺のものだからな、、、」
この女はもうすぐ堕ちる。
外記はそう確信してほくそ笑んだ。
今までのオンナとは格が違いすぎる。
いつも以上にタップリ楽しんだら、前のオンナ達のように売りをさせてやる。
このオンナだったらたんまり稼がせてくれそうだ。
今までのオンナは小遣い程度しか稼げないが、このオンナは違う。
まずは俺に夢中にさせて、薬漬けにしてやる。
外記は乳首を噛んだ。
「アアン、それダメえ!」
マキが胸を反らすのを見て、外記はクンニの体勢に入ろうとした。
「あぁ、ちょっとだけ待って、、、お願い、、、」
マキはバッグの中のスマホを手に取った。
「おい、なにする気だ?」
「メールを確認しただけ、、、」
「もういいだろう、、、こっちへ来い!」
手を強引に引かれる。
「痛い!乱暴はしないで!」
「大袈裟にいうなよ、、、」
マキは外記を睨みつけた。
「あんた、何をしたの?」
「飲み物に薬をちょっとな、、、心配するな、、、眠くなって、少しエッチな気分になるだけだから、、、」
「酷い、、、意識のないわたしを犯したのね、、、」
「お前が悪いんだぞ、、、相手にしてくれないから、、、でもこれからは俺のオンナだ、、、思いきり可愛がってやる、、、」
「やめて、絶対にイヤ、、、これ以上何かしたら、警察に行くからね、、、」
「そんなことさせるか、、、これからまた犯してやる!」
「イヤぁ!やめて!たすけて!」
騒ぎ出したマキに男が慌て、力ずくで押さえつけてきた。
「騒ぐな、、、朝まで犯してやる!」
「いやだ、絶対に!」
乳首を再び咬み、オンナに指を差し向ける。
濡れている、、、タップリと、、、
「あっ、イヤ!痛い!」
「ウソつけ、欲しいくせに!」
勃起した男根にマキの手が伸びてくる。
ほらな、、、やっぱり、、、
玉を優しく包み撫でくる。
この好きものが、、、
本当は乱暴にされたいだろう、、、
「シャブれ、パイズリさせてから無理矢理ぶち込んでやるからな!」
「やめて!酷いことしないで!」
一段と大声でマキが叫んだ。
えっ、、、
「ぐっ、ぐおお!やめろ!」
玉ごと袋を握り潰される。
爪が突き刺さる。
「痛え!ぐうぅぅ、、、」
男がうずくまり、呻いている。
マキは飛び起き、衣服を身に着けた。
「これから警察に行くからね、全部録音してある、、、覚悟しておけよ!」
「あっ、待て、待ってくれ、、、ぐう、、痛え、、、」
男は必死に追おうとしたが歩けない。
医学生のマキは男の急所を的確に攻撃していた。
そうか、、、あのときのスマホ、、、
外記は油断をしていた。
もう俺はおしまいだ、、、
大学も人生も何もかも、、、
今までこの手で何度も上手くいったのに、、、
クソッ、、、ついてない、、、
逃げるか?どこに?
罪が重くなるぞ、、、
薬の出どころを知られたら、ただでは済まないことになる、、、
逃げるにしても金なんてほとんど無い、、、
外記は人生を諦めた。
翌朝、外記は逮捕され、大学も退学になった。
噂は広まり、
マキに邪な考えを抱く者はいなくなった。
あの千夏でさえ、自ら以前の言動を謝罪してきた。
そして心から大変だったね、怖い思いをしたのに頑張ったねと言ってくれた。
あの男の被害にあった女性はかなりいるらしく、余罪も表に出てきている。
薬で女に乱暴し、それをネタに売春行為をさせていたようだ。
まさしく女性の敵で風上にも置けない悪党だった。
もうマキの後ろ指を指すものはいなくなった。
しかし更にマキは勉学にのめり込んだ。
マキは自分が怖かった。
あんな男に感じてしまい、イッテしまった自分のカラダが怖かった。
つづく
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