結局三回もシテしまった。
遅くなってしまったマキは部屋へと急ぐ。
もう一回シタいと抱きついてきたリクを、次の時はいっぱい時間をとるから、その時まで我慢してねとなだめ、ホテルをあとにした。
本当はわたしもシタかった、、、まだリクの腕の中にいたかった、、、
けれどもユウトが待ってるし、これ以上遅くなったら不審に思われるかも知れない、、、
それに早くユウトともシタい。
ユウトとも思いきりセックスをして安心したい。
ユウトに知られるはずはないと思いながらも、抱かれることで確認したい。
でも、、、リク、、、すごく可愛いかった、、、
リクはもうわたしに夢中だ。
ナナミなんか比べものにならないぐらい、わたしの方がいいと言ってくれた。
別れ際にナナミとはもう終わりにするから正式に付き合って欲しいと再び申し込まれた。
ナナミには悪いと思ったが正直嬉しかった。
そして少しだけ、、、心も動いた、、、
でもそれはセックスのときだけ、、、
わたしには誰よりも大切な愛するユウトがいる。
そのユウトがナナミと浮気をしているとリクに聞かされてショックを受けた。
しかし、すごく辛かったけどそれを騒ぎ立ててユウトを責める気にはなれなっかった。
自分にはユウトを好きになる前のことだが過去がある、、、、
それに考えてみればユウトにナナミとの浮気をそそのかすようなことを自分はしていた。
ユウトが心の底から自分を愛してくれているのは間違いない。
だからナナミとのことは一時の心の迷いだと分かっている。
だから気付かないフリをしていればユウトは必ず戻ってくる。
ナナミは確かに魅力溢れる女だが、まだまだわたしには遥かに及ばない、、、
オンナとしての自信がそう確信させていた。
それに、、、ユウトが、そうなら、、、わたし、だって、、、
そんな気持ちになった。
リクのことを好きだった。
自分のことを憧れの瞳で見つめてくれる。
あんなにキレイな彼女がいるのに、、、
わたしにはそれ以上に優しくしてくれる、、、
リクの顔が好きだ。
初めて会ったときから心の奥で、わたしの好みの、どストライクの顔だと思った。
わたしはユウトにそれを悟られないように振る舞っていた。
顔だけなら、、、リクの方が、、、好きだった、、、
ハッキリと自覚していた、、、
つづく
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