やっぱりクルミの頼みを断ればよかった。
はねつけていれば、こんなことにはならなかった。
しかし、確かに淫らな欲望に突き動かされたのは確かだが、千夏には断りきれない理由があった。
入学してしばらくたった、歓迎コンパ。
初めて千夏は口にした。
加減の分からない千夏は女性の友人達に勧められるまま口にしていると、いつの間にか酔いが回り、意識が遠のいてしまっていた。
そして気が付くとホテルのベッドの上で服を脱がされそうになっていた。
相手はコンパの時に隣に座り、しきりに千夏の胸をチラ見をして話しかけてきた一年先輩の男だった。
その時は、千夏は出来るだけ相手にしないようにしていた。
目が覚めた千夏は声をあげ、男をはねのけ、必死に抵抗した。
これ以上何かをしたら、絶対に警察に訴えると大声で叫んだ。
男は狼狽えた。
具合が悪そうだった千夏にホテルで休もうかと誘ったら、OKしてくれたからと言い訳をしていた。
そんなはずは無いと思った。
男は何度も土下座をして謝った。
千夏もこの相手の様子なら無理矢理、力にうったえてくるようなことは無いだろと少し安心していた。
男もそんな千夏の態度の変化に気付いたのか、土下座を続けたまま今度は千夏の胸を一度でいいから見たいと頼み出した。
そうしたら、もう何もしないし、このことは誰にも言わない秘密にすると言い出した。
即座にはねつけ帰ればよかった。
しかし、床に額を擦りつけるようにして懇願し続ける男を見ているうちに、身の危険を感じる気持ちは更に薄れていった。
男は確か村井と名乗っていた。
「村井さん、そんなことは絶対無理です、、、わたしには恋人がいるんです、、、」
村井はそれでも食い下がってきた。
千夏の恋人がうらやましい、自分は一目惚れをしてしまった。
本当は恋人から奪いたいと思うほど好きだけど、千夏を傷つけるような事はしたくはない。
千夏は何から何まで自分の理想の女性だと切々とうったえてくる。
そしてすがるような目をして、本当にほんの少しでいい、ひと目だけでいいから千夏の乳房を見たいと子供のおねだりのように言ってくる。
千夏はそんな村井に年上にもかかわらず、可愛らしさを感じるようになってしまっていた。
誰にも言わない、一生の思い出にするとまで懇願されて、ついつい下着の上からだったらと応えてしまっていた。
村井は本当に子供のように歓んでくれた。
千夏にはいつもユウトが褒めてくれる胸を自慢したいという気持ちも心の奥にあった。
千夏は村井の見るだけと言う言葉を信じ、ブラジャーに包まれるた乳房を晒した。
正直、胸がドキドキしていた。
突き刺さるような男の視線、、、
純白の総レース地のブラだった。
セクシー過ぎるかしらとも思ったが、なぜかこれで良かったとも思ってしまう。
トップとアンダーの差が歴然としていて、千夏の乳房の豊かさを見せつけるのには格好のブラだった。
そして、透けて見える乳首は気付かぬうちに尖りを見せ始めている。
だが村井はそのことにすぐ気付いていた。
村井はそのことをおくびにも出さず、千夏の胸の大きさ、カタチを繰り返し褒め称え続けた。
千夏はほめ言葉が心地良くなって、更に胸を突き出してみせた。
ああっ、すごくいやらしい目で見てる、、、
それにすごく褒めてくれて嬉しい、、、
そしてカラダにはまだ酔いが残っていた。
いつの間にか唇を奪われた。
イヤッと言ったがそれだけだった。
ブラを外された。
「触るだけならいいよ、、、」
そう呟いてしまっていた。
直接触られた。
触られるだけじゃなく、舐められ吸われた。
胸だけではなかった。
全裸にされて、カラダ中を丹念に愛撫された。
もちろんアソコも、、、
村井は千夏のカラダを褒め称えながら愛撫を続けていた。
必死にこらえていた声もいつしか漏れ始め、次第に大きくなっていった。
再び口づけされたとき、千夏は自らも舌を絡めていった。
村井は歓喜して、カラダを重ねようとした。
千夏はさすがに抵抗した。
「イヤッ、それだけは絶対ダメッ、、、」
はっきりと口にしたことで、ユウトへの罪悪感が込み上げる。
「許して、、、わたし、もう出来ない、、、彼を裏切りたくない、、、」
「分かったよ、、、でも口でならいいだろう?」
本当はしたくない、、、
でも拒むことが出来なかった、、、
ベッドの上に仁王立ちになった村井の前に跪く。
ニヤニヤしながら村井は見つめていた。
ギンギンに反り返った性器を自慢げに見せつけてくる。
かなり自信があるらしいが、ユウトよりひとまわりは小さい、、、それになぜか千夏は安堵感を覚えていた。
そしてこれもどうしてなのか嫌悪感が湧いてこない。
でもすごく硬かった。
吸い寄せられるように先端に口づけをして、舐め回していた。
二本目のオトコ、、、カラダが熱くなり、フェラチオに熱がこもる。
義務的な思いは微塵も無い。
千夏はフェラを楽しみ始めていた。
口中で跳ねるペニスに千夏のカラダが疼く。
わたしのフェラ、そんなに気持ちいいんだ、、、
「ああっ!千夏!」
えっ!
あっという間に男が爆ぜる。
よける間もなく、顔面に浴びてしまう。
「ご、ごめん、、、」
慌てて村井がテッシュで拭いてくれる。
あっけないことが千夏には嬉しかった。
それだけ気持ち良かったということだ。
それにユウトにもされたことの無い顔射、、、
千夏はユウト望んだこともあったが、シテくれなかった、、、
カラダが更に熱くなっていた。
「早くてゴメン、、、千夏、もう一回、いいだろう?」
千夏は黙って頷いた。
今度は横になってシックスナインをした。
つづく
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