「こんなの全部ウソ、本気じゃない!もう許して、見たくない、、、」
ユウトは再生を中断した。
「誰かわからないヤツから送られて来たんだ、、、俺とかシテないなんて、、、千夏は平気でウソをつく女になったんだね、、、」
「それは、、、だって、ユウトに嫌われたくなかったから、、、ウソついてゴメンなさい、、、でもユウトと元に戻れたら、全部話すつもりだった、、、本当だよ、、、」
千夏はすがるように言い訳を続けた。
「それに、わたしの言ってたことは全部、本気じゃない、、、マットに言わされただけ、、、ユウトの方がずっといい、、、セックスだって、何もかも、ユウトの方がずっと好き、、、あんなヤツ、本気で好きになったことなんか一度もないよ、、、」
「そんなの信じられるわけないだろう?アイツの赤ちゃん産みたいって、俺なんかどうでもいいって言ってたじゃあないか?」
「だから、あんなのウソなの、、、セックスを盛り上げるため、、、ユウトだって、、、分かるでしょう?」
まるでイタズラが見つかった子供のように呆れた言い訳を口にする。
そんな千夏が憐れにしか見えない。
これが千夏の隠されていた本性なのかも知れない、、、
自分勝手で、すべて自分の都合のいいように真実を平気でねじ曲げる、、、
「いろいろあったけど、ユウトだけを愛しているの、、、ユウトに逢えなくて、わたし、おかしくなってた、、、もう二度とこんなことしない、、、許して下さい、、、」
「もうムリだよ、、、千夏さん、ウソが多すぎて、何を信じていいのか、わからないよ、、、」
「だったら、今すぐ、ここでセックスして!
本当のわたしを教えてあげる、、、ユウトをどんなに愛しているか見せてあげる、、、わたし、スゴイんだよ、、、ユウトとシテたときより、ずっと、、、ああっ、人に見られてもいいから、ここでセックスしよ!」
この女はいかれている、、、
「やめてくれ、、、もう聞きたくない、、、俺の知ってる千夏さんは、そんな人じゃない!」
「なによ、ユウトだって、クルミとセックスしてたくせに、、、わたしに隠れて、ウソついていたじゃない!」
千夏は豹変していた。
千夏は見たことのない歪んだ顔をしていた。
「そうだな、、、俺が全て悪い、、、だから千夏さん、、、もう終わりにしよう、、、」
「千夏さんなんて呼ばないで、、、千夏と呼んでよ!」
「もう、呼べないよ、、、」
「分かった、マットに先に中出しさせたから怒ってるんでしょう?いいよ、ユウトにもさせてあげる、、、何回でも、、、ユウトなら本当に赤ちゃん出来てもいいよ、、、ねえ、しようよ、、、」
「もういい加減にしてくれ!」
ユウトは汚物を見る目つきで千夏を見つめていた。
つづく
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