二人はデートを重ねるようになった。
しかし、千夏のときのように同棲しているわけでは無いから、逢う時間もなかなか取れずままならない。
互いに学業を疎かに出来ず、逢う日は限られてしまう。
たまに逢うといっても、キャンパス内のカフェということもある。
それでも二人は寂しさを感じることなく交際を続けていた。
毎日のように電話で話していたし、次に逢える日を待ちわびる気持ちが二人の心を更に結びつけていった。
そんなある日、突然、匿名のメールが送られてきた。
映像が添付されていた。
見るもおぞましい映像だった。
ケダモノのように黒人と交わるかつての恋人が映っていた。
ショックは受けなかった。
予想していたことだ。
ただ気分は悪くなった。
えげつないセックスを嬉々として受け入れる女に嫌悪感を覚えた。
やっぱり、このオンナは嘘つきだ。
恋人でも無い男とこんなことをするわけがない。
そんなオンナが何をしようが俺には関係無い、、、
ただメールは保存した。
何かがあったときの証拠にはなる。
その日は十日ぶりにマキとのデートだった。
マキのリクエストで遊園地へと行った。
その帰りユウトは部屋にマキを誘った。
マキはすごく歓んでくれた。
食事は外食で済ませることにした。
マキはいつもより食欲がなかった。
これから起こることに期待して、緊張しているようだった。
まだキスしかしていない、、、
胸は服の上から時々してくれるけど、、、
マキはそれじゃ物足りない、、、
ユウトだってそうなのは分かっている。
遊園地で何度も熱い瞳で見つめられた、、、
わたしはお返しに何度も火照った乳房をユウトに押しつけた。
こんな経験は初めてだ、、、
昔は簡単にカラダを許していた、、、
バカなオンナだったと自分を軽蔑する。
でも今は違う。
ユウトと自分が求め合っていることを確認することがすごく嬉しい。
でも今日は二人の関係をもっと深めるつもりでいる。
今日は絶好のチャンスだ。
下着もOK、バッチリだ、、、
部屋に近づくたびに口数が減ってしまう。
でもそれがなぜだか嬉しい、、、
マキはユウトと手を繋いだ。
そんなに広くはないが、きれいな部屋だった。
ユウトらしく清潔で整頓されている。
初めての独り暮らしの男のアパート、、、
他の男の部屋に入ることなどあり得ないが、ユウトの温もりを感じて胸が高鳴る。
ユウトに勧められベッドに腰掛ける。
わたし、今夜きっと、このベッドの上でユウトのオンナになる、、、
胸がドキドキして、あそこが熱くなる、、、
きっと、ユウトにめちゃくちゃイカされる、、、顔まで真っ赤になっているのが自分でも分かる。
それに気付いたユウトの顔も少し赤い、、、
カワイイ、、、ユウトもきっとわたしのことをそう思ってくれてる、、、
ユウトがいれてくれたコーヒーを飲みながら話をする。
「ユウトって1年にもにもファンがいるよ、、、」
「まさか?俺、1年と関わり無いし、、、」
「本当だよ、そんなの関係無いから、、、わたしが同級生だったこと知って、紹介してくれって子、たくさんいるよ、、、」
「ふーん、、、それで、どうしてるの?」
「理由をつけて、断ってる、、、」
「いいんじゃない、それで、、、」
「うん、、、そうだよね、、、」
嬉しそうにマキが頷いている。
「あのね、、、でもこのあいだ、ユウトと一緒に居るところを見られた女の子たちがいて、メチャ追求されちゃって、、、」
「本当は付き合ってるんでしょうって、、、」
「なんて応えたの?」
「ユウトのこと逆ナンするとか言うから、付き合ってるからダメって言っちゃった、、、ゴメンね、、、」
「どうして謝るの?問題ないだろう、、、俺たち付き合ってるし、、、」
マキが抱きついてきた。
「どうした?」
「嬉しいの、、、ユウト、モテるから心配だし、、、」
「バカだなあ、、、俺の方が心配だよ、、、」
優しくユウトが背中を撫でてくれる。
「マキの方こそ人気があるぞ、、、すごい美人がいるって、スタイルが良くて色っぽいって、、、」
ユウトの指先がブラのホックに触れてる、、、
ああ、、、外してもいいのに、、、
「あぁ、わたしは大丈夫、、、絶対に、、、」
「どうして?」
「わたしには免疫があるから、、、わたしは全てユウトに占領されているから、、、他の男なんてビクともしません、、、」
「嬉しいよ、マキ、、、好きだよ、、、」
「わたしも大好き、、、」
つづく
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