「ユウトと連絡先を交換したい、、、」
「何だよ、そんなことか、、、もちろんOK、、、」
「ヤッター、やったぜ、わたし、、、」
「そんなことで歓んじゃうのか?」
「だって、三年越しの達成だよ、すごく嬉しい、、、」
そう、三年前に告白して、この日をずっと待っていた。
「そっか、、、俺も本宮が歓んでくれるなら嬉しいよ、、、」
ユウト、、、そんなに気を持たせること言わないで、、、わたし自分の気持ちを抑え切れなくなっちゃうよ、、、
「ねえユウト、、、もうひとついいかな?」
「おっ、今度はなに?」
「ユウトとデートしたい、、、」
「もちろん、それもOKだよ、、、飯ぐらい奢らせてくれ、、、俺、マユのお通夜のときのお礼を本宮にしたいと思ってた、、、あの時の本宮の優しさ、ずっと忘れないよ、、、」
嬉しくてガマン出来なかった。
気がつけばユウトに抱きついていた。
「おい、、、本宮、、、」
周りに人は居なかったが、離れた場所には何人か学生がいた。
「ごめん、、、少しだけだから、、、お願い、、、」
「うん、、、分かった、、、」
ユウトは優しく両腕を背中にまわしてくれた。
「わたし、たいしたことしてないよ、、、でもユウトが辛いときがあったら、あれぐらい、いつでもするよ、、、」
「本宮、、、ありがとう、、、あの時は本当に助けて貰った、、、、でも俺、今度されたらマジ我慢出来なくなるかも、、、」
本宮は顔を上げ、潤んだ瞳で見つめてきた。
「それでもいいよ、、、わたしはそのつもりだった、、、あの時、そう言ったでしょう?」
やはり本宮は本気だったんだ、、、
カラダが熱くなる。
つづく
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