その三日後の土曜日の夕方、彼と別れて以来、クルミが初めて訪ねてきた。
食事を済ませ、あの日と同じく持参したワインを千夏が料理したつまみを肴にして飲むことになった。
婚約祝いということで特別、ユウトもご相伴にあずかることになった。
千夏の提案で、飲む前に順番にシャワーを浴びた。
普段と変わらないクルミだったが、千夏がシャワーで席を外すと、急に言葉数が減り、しおらしくなっていった。
何故か上目遣いでユウトを伺うように、頬を染めて見つめてくる。
「ユウト君、、、おめでとう、、、遂に千夏のものになっちゃうんだね、、、」
その言葉遣いに妙な戸惑いを覚えながら、ユウトはクルミにワインをついだ。
「ありがとう、、、でも、これからもずっと、クルミさんは大切な友達たよ、、、」
「友達か、、、そうだよね、、、」
しんみりてとした雰囲気が漂う。
「ほらどうしたのクルミさん?お祝いなんだから、いつものようにパアといこうよ、、、」
「そ、そうだよね、、、特別なんだから、ユウト君も飲もうよ、、、」
この前みたいなことは無さそうだ、、、
シャワーを済ませた千夏が戻ってくる。
乾ききっていない髪が色っぽい。
その指には二日前に買ったシルバーのお揃いのリングが輝いていた。
思っていたより高い買い物にはなったが、二人の好みのものが見つかって、満足している。
「いいなぁ、、、お揃いの指輪か、、、」
「クルミの分まで買えば良かったね、、、三人お揃いということで、、、」
「えっ、、、」
ユウトは声を漏らした。
「ダメだよ、そんなの、、、」
やはりいつものクルミらしくない。
しおらしくて、その分、何か色っぽい。
「いいじゃない、、、今夜は特別なんだよ、クルミ、、、」
千夏が優しく微笑みながらそう言った。
「うん、、、そうだね、、、」
チラッとユウトを盗み見する。
「じゃあ、俺の番だね、、、」
ユウトが席を立つ。
熱いシャワーを浴びながら、今夜の千夏にいつもとは違う色気を感じていた。
そして、クルミにも、、、
あの日の唇の感触が蘇る、、、
ユウトのオトコがいななくように反り返って
いた。
ガチンガチンに硬くなっているのが、触れなくてもわかる。
昨日は珍しく千夏が求めてこなかった。
今日もお預けだよな、、、
クルミは泊まることになっている。
たった一日なのに、この有様だ、、、
俺、性欲強すぎかな?
千夏のせいだとも思う、、、
このところ毎日求めてくるから、、、
あんなに可愛くて、エロいカラダをした千夏に求められたら、こらえられるはずも無い、、、でも一回で済ませられない自分も悪い。
千夏を思って、何度もオノレが跳ね上がる。
そして、秘かにクルミを思って、、、
くそっ、、、ここでスルわけにもいかないし、、、鎮まれ、、、お願いだから、おとなしくなってくれ、、、
そう願いながら浴室を出ると、とんでもない光景が目に飛び込んできた。
つづく
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