うとうと仕掛けていたとき千夏が部屋に入ってきた。
頬を染めて、妖しい瞳でユウトを見つめたまま服を脱ぎ始める。
「ユウト、、、まだ寝ちゃイヤだ、、、」
豊満な乳房を揺らし、ユウトに覆い被さってくる。
「えっ、、、待って、クルミさんが、、、」
「大丈夫、クルミはよく眠っているから、、、わたし、ガマン出来ない、、、」
千夏が唇を重ね、激しく舌を絡めてくる。
アルコールの香り。
千夏は酔うとエッチになる。
いつもより激しく乱れたいときには、わたしと一緒の時だけよとユウトにもアルコールを勧め、ベッドに誘ってくる。
そんな時は必ず千夏は普段の慎ましさをかなぐり捨てて、淫らなメスになりきり卑猥な言葉を口走り、何度もイキ果てる。
今夜は先ほどのクルミのこともあって、千夏のカラダはもう激しく燃え盛り始めているようだ。
そして、俺も、、、
「千夏!」
体を入れ替え、激しく求め合う。
クルミは確かに熟睡していた。
大丈夫だとは思う。
でもかりに気付かれても構わない。
わたし達は誰にも後ろ指を指されることなどない恋人同士だ。
そんなわたし達がどんなに愛し合っているか知らせてやりたい。
クルミは確かに酔ってはいたが、半分は本音だった。
親友のわたしにはそれが分かる。
昔から弟みたいと言いながら、男として意識していることも気付いていた。
それをわたしにのためにひた隠しにしていたことも。
クルミのことは大好きだ。
でもユウトだけは渡さない。
彼とのセックスに物足りなさを感じていることは薄々気付いていた。
ユウトがどんなにスゴイか、、、わたしをどんなにイカせてくれるかクルミに見せつけてやりたい。
そして、さっきのクルミの言葉、、、
一度だけでいいから、ユウトを貸して欲しい、、、
そんなこと、想像しただけで嫉妬に狂いそうになる。
でも、心のどこかであのクルミがわたしのユウトに徹底的にイカされる姿を見たい気もす
る。
それはわたしの恋人がいかに男として優れているかの証明にもなる。
絶対にクルミはユウトに夢中になる。
今以上にユウトに恋い焦がれて、一度だけではすまなくなって、更なる関係を求めてくるだろう。
でもわたしを心から愛してくれているユウトは絶対に応じない。
わたしも一度だけの約束よと、はねつければいい、、、
クルミは諦め切れない想いを秘めながら今以上にわたし達のことを祝福するしかない。
なにかゾクゾクしてしまう。
わたしの心の奥底にあるなにか歪んだもの、、、
得がたい親友だからこそ、それを疼かせる、、、
そして、これ以上、それを疼かせてはいけないことは分かっているつもりだ。
それでも千夏は激しくユウトを求めてしまう。
自らフェラチオを施し、ユウトを褒め称える。
まるでクルミに聞かせるように、、、
ユウトに貫かれながら、隣の部屋にいるクルミの息遣いを感じる気がして激しく燃えた。
ユウトも同じだったのか、初めの躊躇いを捨てて責め立ててくる。
ユウトの興奮がその激しさから伝わってくる。
クルミみたいないいオンナにあんな事を言われて平気でいられるはずがない。
クルミを想って、わたしを抱いているかも知れない。
歪んだものがまた疼いてしまう。
すごく感じる、、、
ユウト、もっと!叫んでしまう。
ユウトは本当にスゴイ、、、
壊されると思った、、、
死んでしまうと思った、、、
クルミにそれを知らせたくて、それをハッキリと口にした。
ユウトをいかに愛しているかを何度も告げ、熱い口づけを求め、叫び声をあげ絶頂した。
長い燃えるようなセックス、、、ユウトは一度だけでは満足出来ず、再び求めてきた。
それが嬉しくて、千夏は存分に受け入れ、泣き叫ぶようにして立て続けに昇り詰めていた。
クタクタになったカラダをユウトに預け、愛してると囁く、、、
俺もだよという言葉を聞きながら二人は深い眠りに落ちていった。
つづく
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