「もう、、、クルミったら、、、」
「クルミさんて、、、本当にすごくいい人だね、、、」
「うん、、、わたしに勿体ないぐらい、、、大切な友だちだよ、、、」
千夏はユウトをしっかりと見つめて、自らの想いを告げていた。
「ユウト、、、わたし、何もされなかったからね、、、ユウトが初めてだったの、、、ユウトだけだからね、、、本当だよ、、、」
そうじゃないかと思っていた。
千夏にとって自分が初めての男、、、
そうであったなら、どんなにいいか、、、
ずっと思っていた、、、
千夏の体を気遣いながら、その背中に手をやり優しく抱き寄せる。
「分かってる、、、分かってるよ、、、」
「ずっと好きだったんだよ、、、ユウトのこと、、、どうしていいのか、分からないぐらい、、、」
涙を浮かべて必死に想いを伝えてくる。
「ゴメン、、、俺、、ガキだった、、、千夏のこと、すごく好きなのに、、、そんなに辛い思いをしてるなんて、、、気付けなかった、、、俺のこと拒んでるって、思ってた、、、」
「ううん、ユウトのせいじゃ無い、、、わたしが悪かったの、、、でも、わたし、、、好きじゃない人と、、、セックスなんてしないよ、、、」
千夏の顔がまっ赤になった。
たまらなくカワイイ、、、
「千夏、、、その、、、今、体、、痛く無い?」
「うん、、、でも、どうして?」
「優しくするから、、、少しだけ、千夏とキスし
たい、、、」
「うん、いいよ、、、わたしもシタい、、、」
顔を寄せ、目を閉じた千夏に優しく唇を重ねた。
本当は千夏の甘い唇をとことん味わいたい、、、
ガマンしてチロリと舐めてから、すぐに離れた。
「あっ、イタズラした、、、」
「ゴメン、、、ガマン出来なくて、、、」
「ううん、わたしもだよ、、、治ったら、イッパイしようね、、、」
「うん、、、もちろん、、、」
「それ以上も、、、しようね、、、」
わたしって、、、すごくハズい、、、
「えっ、、、あっ、、うん、、、」
なんか歯切れが悪い、、、
でもユウトが気遣っているのが分かった。
あんなことがあったのだから、、、
トラウマになっていたりしたらと、わたしのことを思い遣ってくれている。
でも、大丈夫と思う、、、
だって、、、今すぐにでも、ユウトとシタい、、、
つづく
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