「またせてゴメンね、、、それで、、、頼みがあるんだけど、いいかな?わたし一人では、ちょっとムリなんだ、、、」
「いいですよ、、、どうしたらいいですか?」
「ありがとう、、、じゃあ、こっちへ来て、、、」
潤んだ瞳で見つめられながら手を引かれた。
しっとりとした手のひらの感触と美子から漂う甘い香りに胸が高鳴ってしまう。
行き先は夫婦の寝室だった。
「入って、、、」
「でも、、、ここは、、、」
「大丈夫だから、、、とにかく入って、、、」
そう言われて、躊躇しながらも奥へと進んだ。
用事を済ませて、とにかくここから早く出よう、、、
そう思っていると、美子がユウトの背中に身を預けてきた。
えっ?どういう、、、こと?
「ゴメンね、、、ユウトくん、、、お手伝いはウソなの、、、わたし、、、ユウトくんにカナコの償いをしたいの、、、」
耳元で囁かれる。
「償い?」
まさか、、、それって、、、美子さんが俺と、、、
「そうよ、、、でもそれだけじゃないの、、、あの人、他にオンナがいて、、、浮気しているの、、、今日だって、仕事だなんてウソをついて、、、わたし、ずっと寂しかった、、、」
「でも、、、俺なんか、、、」
「ううん、、、それに、わたし、こんな事するの初めてなの、信じて、、、わたし、ユウトくんが
いいの、、、他の人は絶対にイヤ、、、カナコには悪いけれど、、、ユウトくんが好き、、、」
つづく
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