学校の帰り道。
一人家路へと向かう。
千夏が何を望んでいるのか分からない。
もしかして、俺のことを、、、
いいや、そんなはずは無い、、、
俺は振られたのだから、もう構わないで欲しい、、、
でも千夏を見ていると気持ちが揺らぐ。
益々、キレイになった千夏、、、
一度はその全てを手に入れた、、、
それは錯覚だったのに、、、
やはり忘れられない、、、
今日だって、あの唇を奪いたくなった。
必死にこらえたけど、、、
近くの公園にさしかかった時、男女の諍いの声が聞こえてきた。
聞き覚えのある声だった。
「もう、つきまとわないでと言ったでしょう?」
「うるさい、、、お前は俺のオンナだ、、、絶対に離さないからな、、、」
「やめて、、、わたしはユウトのもの、、、誰があんたなんか、、、」
「バカかお前は、、、ユウトに隠れて、散々、俺とヤッタくせに、、、俺のチ○ポが好きだって、ずっとシャブってたじゃねえか、、、そんなお前みたいな汚れたオンナ、ユウトが相手にするわけない、、、これから、お前の大好きなことをタップリとシテやる、、、こい!」
「痛い、、、手を離して、、、絶対にイヤだ!」
カナコとナオキだった。
嫌がるカナコを引き摺っていこうとしている。
「やめろよ!」
体が勝手に動いていた。
「ユウト!」
カナコがナオキの腕を振り払い、ユウトの背中に身を隠す。
「ぶん、、、お前にはもう関係無いだろうが?」
顔が醜く歪んでいた。
こいつ、、、こんな顔をしていたか?
「嫌がってるじゃないか、、、無茶はするな、、、」
「もったいぶってるだけだって、この好き者オンナ、、、カナコだって、本当は俺とヤリたくて、ウズウズしてるんだからな、、、」
「ウソよ、そんなこと、、、」
「よく言うぜ、、、忘れたのか、、、お前、ユウトとデートした後、俺を誘ったことがあったよな?」
「やめて!」
「いいや、聞かせてやる、、、カナコはな、、、ユウトとデートした後、俺に逢いたいって、電話をしてきたんだぜ、、、」
カナコは首を横に振って、縋るような目でユウトを見つめてきた。
「逢うなり、俺をラブホに誘って、入るなりお前の方からキスしてきて、いきなりフェラしたよな、、、ユウトと逢ってるときも、俺のことばかり考えていたって、ナオキとセックスしたかったって、、、」
「違う、、、お願い、やめて、、、」
ユウトの腕につかまりながら、カナコは弱々
しく呟くことしか出来無い。
「あの時のカナコ、スゴかったぜ、、、何度も求めてきて、メチャクチャにイッタよな、、、ユウトより好きだって、、、俺の方がずっと好きだって大声で叫んだよな、、、」
「わたし、間違ってた、、、どうかしてたの、ユウトごめんなさい、、、ナオキなんかともう死んでも絶対シない!二度と顔も見たくない!これからはユウトといっぱいセックスする、、、ユウトとしか絶対にしない!」
「何を!このアマ!」
つづく
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