女湯で妻は、先程の女性が洗い場と体を洗っていたので隣に座ると、
「さっきは、せっかく話し掛けてくれたのに、黙っていてごめんなさい。お詫びにお背中洗いますわ。」
と洗い出したら、
「どうしたの?全然気にしてないわよ。私は昔からオシャベリだからね。最近今迄の仲間が生活が大変で来なく成って、つい話し掛けただけよ。」
9/10の国民は貧困家庭の日本ではよくある事だった。妻と彼女は偶然にも実家が昔ながらの金持ちしか住めない街の出身だったのである。エセセレブはバブル崩壊であっという間に貧困家庭に成ってしまった。
「実はね。人見知りの主人があなたと楽しそうに話していたから驚いていただけ。
きっとあなたみたいな人がタイプなのよ。」
「奥さん。面白い人。そんな訳ないじゃない。今度は私が洗ってあげる。
綺麗な体。スタイル抜群よ。還暦に見えないわ。」
他の客は、二人の体を見て驚いていた。フェロモンが溢れていて同性が見てもドキドキしてしまっていたのである。
二人は湯船に浸かりながら、話していた。いつの間にか他の客は平日のお昼時間帯だからいなく成った。
「あなたは夫婦生活はどのくらい?」
と妻が聞いたら、
「ヤダ。いきなり。ほとんど無いわよ。還暦よ。私。」
「嘘。じゃあどうしてそんなにお若いの?」
「なあに。秘密よ。奥さんは?」
「家は、毎日よ。定年してからね。特に激しくて大変。ヤダ私。恥ずかしい。」
「ご馳走様でした。やっぱりね。以前から仲良し夫婦に見えたけど、本当だったのね。
ご主人が私がタイプの訳無いわよ。
それにしてもご主人元気ね。見た目も還暦過ぎに見えないし。」
「あの人セックス依存症なのよ。昼からセックスして、夜は一人でオナニーしてるの。まあ浮気よりましだしね。
ごめんなさいね。変な話して。何かあなただと何でも喋っちゃう。不思議。」
「きっとお互い本当のセレブだから気が合うのよ。」
と彼女が言ったら、二人は大爆笑してお風呂を出たのである。
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