何度かノリコから接触があったが完全無視でやり過ごした。
哀しげな表情を浮かべノリコはいつも立ち尽くしていた。
タカヒロは気持ちも沈みがちで仲間とも距離を置き、一人で過ごす時間が多くなっていた。
タカヒロがフリーになったことを知った女子たちからのアプローチが増え、その煩わしさが余計に気持ちを落ち込ませた。
一人になりたくて、タカヒロは自宅から離れた公園を歩いているとクラスの担任である飛澤アヤノと出くわした。
アヤノは厳しい教師だが、生徒に対して思いやりがあり、みんなに慕われていた。
結婚していて子供もいるが、35には見えない若々しさに溢れていた。
美人では無いが可愛らしい顔立ちをしていて、ややムッチリとした体型が女らしく色気を醸し出していた。
二人は突然の出会いに挨拶を交わしていた。
「山田君、こんなところでどうしたの?」
「散歩です、、、何となく、、、」
アヤノは最近タカヒロの元気が無いことを気にしていた。
「ふーん、、、そうなんだ、、、」
なにがあったのかは、それとなく耳にしていた。
「そうだ、、、先生の家、すぐそばなんだ、、、お茶でも飲んでいかない?」
「でも、、、迷惑じゃないですか?」
「そんなこと、全然ないよ、、、主人も子供も出かけて夜遅くまで帰ってこないの、、、一人で寂しかったんだ、、、ね、いいでしょう?」
なんとか説得して家へと向かう。
タカヒロのことが気になっていた。
教師としてはいけないことだが、アヤノの心の中でタカヒロは特別な生徒だった。
自分の子供も、こんな男の子に育って欲しい。
そう思わせる男子だった。
相談に乗って元気づけてあげたい。
アヤノはそんな気持ちを抑えることが出来なかった。
そんなアヤノの気持ちが通じたのか、タカヒロは心を開き、すべてを話してくれた。
タカヒロは元々、アヤノに好意を抱いていた。
教師としても、そして秘かに女性としても、、、
それもあってタカヒロはすべてを告げた。
そんな酷いことを、、、
怒りを覚えながら、話の生々しさにカラダが熱くなる。
あのノリコがあんな生徒とそんな淫らな関係を結んでいたなんて、、、
夫との行為はしばらく遠ざかっていた。
あの大人びたカラダつきをしたノリコが恋人のタカヒロを裏切り、浮気を繰り返していた。
しかも処女まで与え、タカヒロとは行為をしていない。
はっきりと分かった。
この子は男としての自信を失いかけている。
なんとか力づけてあげたいと思った。
しかし、慰めの言葉は余計に傷つけてしまうことも分かっていた。
わたしに出来ること、、、
それに思い当たったときから、目の前の男の子が男に変わった。
胸がドキドキして、タカヒロの男のカラダを想像してしまう。
もう大人と変わらないのかしら?
アヤノの眠っていたオンナが目を覚まし、激しく疼く。
タカヒロの手を両手で握り、熱く見つめる。
わたし、、、初めから、、、それを望んでいたのかも知れない、、、
「ありがとう、、、全部話してくれて、、、山田君、先生に、、、わたしに、すべて任せて、、、」
「先生、、、」
タカヒロにも自分の気持ちが伝わったようだ。
強く握り返してくる。
そして二人は指を絡め合う。
「わたし、、、汗かいちゃた、、、シャワーを浴びてキレイにしてくるね、、、帰っちゃヤダからね、、、待っててくれる?」
黙ってタカヒロは頷いた。
二人とも仲良く顔をあからめていた。
シャワーを浴びて、用意していたものを身に着ける。
ちょっと刺激的過ぎるかしら?
カラダにはまだまだ自信がある。
豊満な乳房は丸みが強くパンパンに張り詰めている。
ムッチリとはしているがくびれはしっかりとあり、大きなお尻はしっかり持ち上がっている。
タカヒロもきっと気に入ってくれるはずだ。
自分はこれから、いけないことをしようとしていることは分かっている。
でもここで躊躇したら余計に彼を傷つけることになってしまう。
アヤノはいつもはまとめている髪をほどいた。
目の前の鏡に女が映っていた。
いつもとは別人のような淫らな自分が映っていた。
そう、わたしは彼に自信をつけてあげたい、、、
でも本当はそれだけではない、、、
アヤノはタカヒロの待つリビングへと向かった。
「山田君、、、待たせてごめんね、、、」
振り向いたタカヒロは、アヤノの姿に目を奪われ息を呑んだ。
アヤノはシースルーのベビードールだけを身に着けていた。
下着すら身に着けていない。
はち切れんばかりに突き出した胸も、下半身に薄らとまとわりつく陰毛も、すべてタカヒロの目に晒されていた。
「横に座っていい?」
頷くタカヒロのソファの隣に腰を下ろす。
タカヒロの若い男の視線がアヤノのカラダに絡みつく。
「山田君、、、そんなに見られたら、、、恥ずかし
い、、、」
「ごめんなさい、、、でも先生が、、、キレイ過ぎるから、、、その髪型もすごく素敵です、、、」
「ありがとう、、、嬉しいわ、、、」
若い逞しい男の胸板に頬を寄せる。
「山田君、、、本当に初めてが、、、わたしでいいの?」
「先生がいいです、、、アヤノ、、先生とシタいです、、、」
乳房をまさぐられる。
「すごく大きい、、、こんなに大きいなんて思わなかった、、、形もすごくキレイだ、、、」
「あぁ、嬉しい、、、教えてあげる、、、全部、わたしが、教えてあげる!」
唇が重なり合い、舌を絡めていく。
つづく
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