「ごめんなさい、、、でも、本気でカズヤのこと好きだと思ったことは、、、一度もなかった、、、」
「それって、、、好きでもない男と、何度もセックスするって、、、キモいよ、、、アンタ、、、」
吐き捨てるようにエリが言う。
「そんなに責めるなって、、、最初から、こんなの遊びだろう?」
開き直ったようにカズヤが話し始める。
「タカヒロもそんなこと言わないでノリコのこと抱いてやれよ、、、今度、処女のふりをしてタカヒロとすると言ってたし、、、まあ、本当の初めては頂いたからな、、、たっぷりノリコのエロいカラダは楽しませてもらった、、、顔は好みじゃないけどな、、、すぐにイク淫乱女にしてやったから、、、フェラもメチャ仕込んであるから、スゲェ気持ちいいぞ、、、俺のお下がりだけど、ナカナカのオンナだぜ、、、」
タカヒロが立ち上がりカズヤに掴みかかろうとしたとき、横から割り込んだカナがカズヤの頬を思いきりビンタした。
「いてえなあ、、、お前、焼いているのか?そうだよな、、、エリはまだイッたこと無いもんな、、、心配するなって、、、それが普通だ、、、ノリコがスケベ過ぎるんだって、、、エリだって、俺とあとに2、3回したらイケるようになるって、、、」
「誰がアンタなんかと、、、このクズ!」
「いい加減にしろよ、カズヤ、、、」
タカヒロの今までに無い殺気立った様子にカズヤはたじろいだ。
「出て行け、、、もう二度と俺たちに近づくな、、、」
余りの剣幕にカズヤはすごすごとその場を後にする。
「ふん、女なんていくらでもいるんだ、、、そろそろ飽きてきたところだし、ちょうどよかったよ、、、」
「失せろ!」
「分かったよ、、、」
沈黙が流れる。
気まずい雰囲気の中、落ち着きを取り戻したタカヒロが黙って部屋を後にする。
「タカヒロ待って、わたしも行く、、、」
カナが後を追った。
呆然としていたノリコが我に返り立ち上がると続いて部屋を出ようとしていた。
「ノリコ、何するつもり?」
「タカヒロに謝る、、、許してくれるまで謝る、、、」
「何言ってるの?彼の話、ちゃんと聴いてた?」
「わたしに構わないで、わたしの勝手でしょう、、、」
「やれやれ、、、アンタ、勝手に浮気しておいて、、、まだそんなこと言うんだ、、、自分のシタこと、まだ分かっていないの?よした方がいいと思うよ、、、」
ノリコはエリを睨みつけた。
「タカヒロが好きだからって、こんなことして、、、」
捨て台詞のように口にするとノリコは出て行った。
反省の色が見られ無いノリコの態度にため息をつく。
でもいいわ、、、
そうよ、わたしはタカヒロが好き、、、ずっと前から、、、
アナタがバカなことしてくれたから、わたしにもチャンスが転がり込んできた。
これからがわたしの出番、、、
エリはそう思った。
つづく
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