唯一の救いは、隊長が女性だった事だ。もちろん厳しい人だけど、女性にはめちゃくちゃ厳しかった。
学生時代や会社でも、女性は同性にキツイ傾向があるのを自分は見てきたから、ここでも同じだった。
激戦地の前線に、容赦なく女性兵士を配置した。隊長が男性だったらあり得ない作戦だ。
だか、逆に功を奏し我が部隊は功績を増やしたのだった。
敵国の軍隊に女性兵士が居なかったから、やはり女性を殺すのは、気が引けるし、油断する。また、性欲も溜まっているから、殺さずに拿捕しレイプするから、隙だらけになるのである。
「お前は、一般人だから大変だったろ。ご苦労様。日本に勝てる訳無いのに、いつまでも民間人まで兵士にして抵抗するから、日本ま徴兵する羽目に成ってしまった。」
やはり、一般人兵士は沢山戦死した。大した訓練を受けてないから当たり前である。政府は職業軍人の弾除けに徴兵したのである。
僕は、運良く生き残ったのである。
海外の戦争の民間人の犠牲者に女性や子供の数が多いのに、疑問だったが、戦争に参加して理解出来た。
兵士が性欲処理をした後に、証拠を隠蔽する為に殺すからである。
戦争慣れしている兵士達は、当たり前の様に、敵国の住民を犯しまくっていたが、僕はただ見ていただけだった。
「どうしたんだい?女に興味が無いのか?あはははー。」
と隊長が笑って、
「戦争は、戦争という大義名分の人殺し。今ここは、私が法律だよ。遠慮しなくてもいいんだ。」
「確かに、びっくりした。それに僕も男だから興奮します。だけど経験無いから、あんなふうに、嫌がる女性にセックスは無理ですよ。」
と言ったら、
「アララ、童貞かい?へー、結構イケメンなのに。こっちいらっしゃい。」
隊長は、僕を連れて本部に戻ったのである。
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