「君達夫婦はかなり優秀な成績だったのに、何故地方の職務を選んだのかい?」
僕と咲良は、せっかく地方に来たから、地方の上級国民と交流したく、知事の公邸に泊まることにしたのである。
「私達は従兄妹で幼馴染。この地元が大好きなだけです。」
知事の奥様は、地元のトップ大学の学長。もちろん県では上級国民である。
子供達は男女の双子でやはり地元のトップ高校生だった。上級国民の資格があるのに、高校に行っている。
「君達も両親と同じかい?」
子供達も、
「ハイ、上様。私達は高校を卒業して、母が学長をしている大学に行くつもりです。この街が大好きですから。」
妹が、
「真面目だわ。お兄ちゃん見習ったら?あはははー。」
と言ったから、
「悪かったな。どうせ俺は変態エロオヤジだよ。」
と言ったら、全員大爆笑したのである。
奥様が、
「上様と総理は本当に仲が良すぎて見てて気持ちいいです。お食事の前にお風呂に入りますか?ここも温泉ですよ。」
と、言ったので、
「お兄ちゃん入ろう。二人っ切りなんて久しぶりじゃん。」
と妹が言ったら、知事が、
「え?私達がお体を洗わなくよろしいのですか?なんか前の知事がお風呂好きで、この公邸の風呂をとても広くして温泉までひいたらしいんで。」
と、知事が言ったから、僕が、
「じゃあ。せっかくだから皆んなで入りましょう。貴方方家族はとても真面目で気に入りました。今日だけ家族のお付き合いをしませんか?」
子供達は、
「大変光栄です。ねえ。お父さん、お母さん。いいよね。」
両親が頷き、全員でお風呂に向かったのである。
※元投稿はこちら >>