「お義父さん、新婚旅行だから僕達を二人っ切りにしてくれるのは、嬉しいですけど、敦子は久しぶりの家族団らんに楽しかったのだと思います。
確かに明日からこのホテルは通常営業だけど、一泊くらい出来ませんか?
咲良は学校があるから母と帰りますけど。
いけない、お義父さんもお忙しい人だった。出過ぎた事言いました。すいません。」
組長は、
「君は本当に優しい人だ。さっきとは別人。いや、すまん。ありがとう。本当に3人家族で過ごしたのは久しぶり。敦子は、ヤクザの娘とバレないように、大学から一人暮らしだったからな。」
奥様は泣きながら、
「敦子。本当かい?」
「拓哉さんの言う通りよ。すっかりパパとママが日帰りなんて忘れるくらい楽しかった。でも私は極道の娘。大丈夫。パパが泊まれば組員さんのボディガードに負担がかかるし、それと朝の移動は交通にトラブルが多いからね。」
妹が、
「じゃあ、組長さんだけ帰れば。お義姉ちゃんのママは仕事ないし、そうだママも残ればお義姉ちゃんもさみしくないよ。
私は組長さんと一緒に帰ればいいじゃん。」
母が、
「コラ!咲良。大人の話しに口を挟んじゃ駄目よ。」
と怒ったら妹は泣いてしまったのである。
「咲良ちゃんありがとう。じいじと一緒に帰ろうか?私の家に泊まれば朝学校に誰か送らせるよ。」
奥様も
「咲良ちゃんありがとう。奥様。一緒に泊まりましょう。この人すっかりジジバカだわ。」
全員大爆笑した。妹は万歳して組長に抱きついて、
「組長さんセックスの続きしようね。」
母が、笑いながら、
「咲良!ママ本当に怒るわよ。」
と言ったら、又々大爆笑して夕食の続きをしたのである。
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