二人での食事は楽しかった。
なぜか精一杯のオシャレをしてしまったマユを見て、ヤマトはすごく褒めてくれた。
それにヘンな素振りはまったく見せず、あの時のことにも触れてこない。
約束通り友人として接してくれる。
そんなヤマトに安心したのに、確かに息抜きにもなったのに、、、
なぜかマユは物足りないモノを感じてしまっていた。
帰りの地下鉄、車両の中は人が溢れんばかりに混み合っていた。
なにかイベントでもあるのだろう。
身動きが取れないほどのギュウギュウ詰めの中、マユの背中にヤマトが張り付く状態になっていた。
四方から押される中、そのうちヤマトがモゾモゾとなにかをしようとしている気配を感じ取っていた。
マユのお尻に何かを擦りつけてくる。
えっ、、、何?
それはヤマトの下半身だった。
明らかにそれは勃起していた。
やめて、、、何をする気なの?
しかしこの状況では逃げ場など無い。
それに周りにヘンに思われたくない気持ちもある。
黙って俯いてしまったマユに気をよくしたのか、ヤマトが大胆に手を前に回し、乳房へと触れてきた。
ああっ、イヤッ、、、
いとも簡単に乳首を探り当て、指先で刺激を与えてくる。
明らかにそれは痴漢行為だった。
こんなこと、辞めさせないと、、、絶対にダメ、、、
でもこんな状況で声をあげるわけにはいかない。
ヤマトのもう一方の手が短めのスカートに忍び込み太ももを優しく撫でる。
「あっ、、、んっ、んんっ、、、」
そして下着の上からマユの女を指先でなぞられる。
ああっ、、、ダメぇ、、、
イヤなのに感じていた。
それを認めてしまうと、もう歯止めが利かない。
痴漢されているのに躰が濡れ始めていた。
まるで手慣れたようにヤマトの指先が這いまわる。
ダメ、、、そんなにされたら、、、声が出ちゃ
う、、、
必死にこらえる。
押し付けられている勃起がズボンを通してピクピク跳ねるのが分かる。
ああん、、、スゴイ、、、それ、、欲しい、、、、もうダメ、、、腰が砕けちゃう、、、もう立っていられない、、、
そのとき駅に着き、ドアが開いた。
ヤマトが抱えるようにしてホームに降りる。
頭がボオッとしているマユは腕をつかまれ、気付いたときにはラブホテルに連れ込まれていた。
つづく
※元投稿はこちら >>