何も言わないソウスケにユイナが語り続ける。
「無神経なこと言って、ゴメンね、、、でもわたし、、、本当にソウスケのこと、すごく好きだから、、、こんな性格だけど、わたしだったらソウスケを苦しめたりしない、、、ずっと大切にする、、、」
ソウスケが温かみを帯びた表情を浮かべていた。
「そうか、、、南川って、、、いいやつなんだな、、、」
聞いているだけで胸が苦しくなる。
でもミスズは聞かずにはいられなかった。
「それも、なんかヒドい、、、ソウスケって、、素直じゃないなぁ、、、」
「ゴメン、、、、俺、、、今、そんな気持ちに、、、なれないんだ、、、これは南川だからってことじゃなくて、、、」
「分かってる、、、そう言うと思ってた、、、、でもそんなところも好き、、、、いきなり好きになって欲しいなんて言わない、、、、わたし、ソウスケに何かしてあげたいの、、、、、わたし、、、ソウスケのこと、、、満足させる自信がある、、、」
「えっ?」
「心も体もってこと、、、マユに聞いて知ってるんだ、、、ソウスケ、、、スゴいって、、、」
「、、、、、」
「ごめんなさい、急にヘンなこと言って、、、
でも自慢じゃないの、、、こんなこと、何の自慢にもならないこと、わたしだって分かってる、、、ソウスケにひかれることも分かってる、、、でも、マユやミスズより、ずっとソウスケを満足させてみせる、、、悪いけど、あの二人は子供、、、セックスをただの刺激だと勘違いしてる、、、セックスから始まる恋愛もあると思う、、、わたしはソウスケに抱かれたい、、、少しずつでもソウスケをわたしに振り向かせてみせる、、、こんなこと言うのはソウスケだけ、、、ソウスケのこと、大好きなの、、、」
あんなにクールなユイナが、自分をさらけ出すんて信じられなかった。
「南川、、、俺、、、」
「ソウスケ、、、いこう、、、」
ユイナはソウスケの腕を取り、絡めていった。
まるで恋人同士のように、、、
ソウスケもそれを振りほどいたりはしない。
ユイナは安心したように躰を預けていった。
つづく
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