翌日からソウスケとの会話はなくなった。
ソウスケはまるで何事も無かったように過ごしているように見えた。
ミスズに対しても不機嫌な態度をとることも無い。
でもそれはソウスケに取って、自分は空気のような存在で、何の感情も持たれていないことを痛感させられ、それがミスズにはたまらなく辛かった。
周りも何かを察しているのか、二人の仲のことを尋ねてこない。
ソウスケがミスズの浮気を言い触らすことなどあるはずが無いことは分かってはいるが、まるで針のむしろのような日々が続いていった。
美子は息子が心配で気が気ではなかった。
元気がなくて、沈みがちに見える。
それでいて、いつものように優しく美子を気遣ってくれるソウスケを見ていると、痛々しくて辛い。
あんな娘だとは思ってもいなかった。
一途に息子を思ってくれている信じていた。
マユとは違い、付き合いもずっと長いはずだったのに、、、
美子も同じ女だ、、、ミスズたちの気持ちも分からなくは無い、、、だから余計に許せない気持ちもある、、、よりによって浮気をするなんて、、、
恋人がいるのに何食わぬ顔をして他の男と快楽を貪り合う、、、
その生々しい想像が頭に浮かぶ、、、
あの二人はわたしたちに知られたにもかかわらず、人前で平気でキスをして、そのあとホテルに入り、間違いなく情事に耽った、、、
夫は元々仕事人間で、余りかまってくれ無い。
それでもあった夫婦生活もここ何年かは途切れがちだ。
今年37になるが、まだ20代に見られ容姿には自信がある。
特に胸はFカップの美巨乳で若い頃と変わらない張りが自慢だった。
思春期を迎えた息子の視線に男を感じ、躰を火照らせたこともある。
そしてそれからはソウスケを男としても意識するようになっていた。
今でも時折、息子の熱い視線を感じることがある。
そんなときは、わざとこの熟れた躰を際どく見せつけたこともある。
大袈裟な仕草で息子に抱きつき、自慢の乳房を押し付けていったことも、、、
つづく
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