月曜日、マユとヤマトの両親が学校に呼ばれ、それぞれ別に話がもたれたようだった。
二人は教室に入ること無く学校をあとにした。
思っていたよりも、ずっと大事件になっていたようだった。
チエ先生の学校の急用とはこの件だったの
だ。
激怒したマユの父親が先生達が制止するのを振り払い、ヤマトを何度も殴りつけたという噂が流れていた。
とにかく生徒達は落ち着きのない一日を過ごすことになった。
その中、ミスズをはじめクラスのほとんどの生徒が、男女を問わずソウスケを気遣ってくれた。
でもソウスケに良くしてくれたマユの両親を思うと、やはり辛いものがあった。
夕方、ソウスケを気遣ったチエが家を訪問してくれた。
まだ両親は戻ってきていない。
先生はリビングで、まだこれは内緒よと前置きして話してくれた。
ヤマトは退学、マユは無期限の停学だが、転校することになると教えてくれた。
重い処罰だった。
ソウスケは何も悪く無いんだから、気にすることはないと言ってくれた。
チエは一番それが言いたかったのだろうと、ソウスケには分かっていた。
いとまを告げ帰ろうとするチエを、遮るように腕をつかむと抱きしめていた。
「ソウスケくん、、、ダメよ、、、」
そう言いながらも唇を重ねてきたのはチエだった。
もつれ合うようにソウスケの部屋に入り、ベッドに倒れ込んだ。
互いの服を脱がせ合い、求め合った。
チエはすすり泣くような声をあげ、ソウスケが欲しい、毎日シタいと何度も口にした。
そんなことが出来るはずがないと分かっている二人は、激しく燃え体を重ね合った。
チエは生の挿入を求めてきた。
ソウスケにとっては初めての生セックスだった。
直に体を繋げ合う初めての女になれたチエは、その歓びを露わにして歓喜の叫びをあげ続けた。
ソウスケに全身でしがみつき、愛しい男のザーメンを躰の一番奥に受け入れた。
ソウスケも獣のように吠えながら、三度チエの中に注ぎ込んだ。
貪り合うようなセックスと口づけ。
二人の心と体はひとつに溶け合っていた。
それでもソウスケは萎えることなく勃起し続
けていた。
まだ帰りたくないとチエは濡れた瞳をして、ソウスケにすがりついていた。
愛する男が満足しきるまで、抱かれ続けたかった。
でもそれは出来ない、、、
身を引きちぎられる思いでチエはソウスケの家をあとにした。
つづく
※元投稿はこちら >>