アクメの嵐が過ぎ去ってしまうと、急に不安がこみ上げてきた。
わたし、何ていうことを考えているの、、、
こんなことしていたら、ソウスケを失ってしまう、、、
そんなのはイヤだ、、、絶対に、、、
ソウスケのいない生活、、、
いつも優しくて、困っているときには必ず手を差し伸べてくれる。
どんなときにも、わたしのことを一番に思い遣ってくれる。
性格も顔だって、やっぱりソウスケが一番好き、、、
それにセックスだって、、、
確かに女として求められ、荒々しく貪られるヤマトのセックスはわたしの躰を満足させてくれる。
でもやっぱり、ソウスケとする愛情を互いに確かめ合いながら、一緒に駆け昇っていくセックスが一番好きだ。
そんなソウスケが自分の前から居なくなってしまうことなど考えたくも無い。
ヤマトに抱かれる度にそれを忘れてしまう自分が怖い。
もしもソウスケに知られたら、本当にそうなってしまう。
さっきまでヤマトのことでアタマがいっぱいだったのに、一度芽生えた不安はどんどん膨らんでいく。
そういえば、今日はソウスケからの連絡が一度も無い。
時間はもう0時を過ぎている。
どうしたんだろう?
疲れて眠ってしまったの?
ソウスケの声が聞きたい、、、
そうすればきっと、こんな不安も消し飛んでしまうはずだ、、、
こんな時間でもソウスケなら優しく話をしてくれるに違いない。
マユはソウスケと連絡を取ろうとした。
しかし、電話がつながることは無かった。
つづく
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