21日目(水曜日)
朝、相田から写メが送られてきた。
それは相田の勃起した汚いチンコを眠っているユキの口に押し入れている時の写メだった。
ユキは急に口の中が苦くなり、今更遅いのに何度もうがいした。
相田から感想を言うように催促のLINEが来た。
ユキはプライドをズタズタにされる思いだったが、バラされたら困るので、一言だけ「キモイ」と送った。
仕事中、ユキはストレス発散方法を考えていた。
とにかく誰か見下す対象が欲しかった。
自分より下がいると思いたかった。
その対象が決まった。サオリだった。
いつもの様に昼食をサオリと食べた。
その時異常なまでに、サオリの仕草一つ一つを否定した。
「可愛いと思ってやってんの?それ。」
サオリのリアクションにも棘を生やして言った。
サオリは困惑していた。
「ご、ごめん。気に触ったかな?」
ユキはサオリの困惑する姿や悲しそうな顔に久しぶりに気が晴れる思いだった。
本当は泣かせるまでやりたかったが、お昼休みは終わりを迎えた。サオリは最後まで泣く事はなかった。
それでもサオリをいたぶる事でだいぶ気は晴れた。
仕事終わり、ユキはいつもよりも心軽く帰宅した。
「今日は少し遅くなります。」
サオリから上野にLINEが届いた。
上野は完全にサオリに依存していた。
同性である事などまるで問題が無いくらいに。。。
「うん!分かった。ご飯作って待ってるね!」
上野はLINEを返信した。
サオリはその返信LINEを見て、愛おしくて微笑んだ。
サオリは小さな喫茶店にいた。ここの喫茶店の表にはCLOSEと書いた札がかかっていた。
その喫茶店の中に居たのはサオリだけではなかった。
相田と片山、そして、あと3人の影があった。
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