道夫は妻の激しい情事を聞きながら、解き放った体を引きずるようにして浴室へと向かった。
湯舟に身を委ねながら、おそらく今も幸弥に抱かれている理奈のことを考えてしまう。
恋しい男の命令で夜中に混浴に入り。
あの男好きのする豊かな乳房をさらし、その発情した肉体を幸弥との荒々しいセックスで満たしているに違いない。
いやそれどころか、見ず知らずの男達の目の前で見せつけるように交わっているかもしれない。
幸弥にあんなにのめり込む理奈を見ていると、若くして年の離れた道夫と結婚した理奈にとって、これが初めての恋なのかも知れない。もしそうだとしたら、自分はどうしたらいいのだろう。
道夫はけだるさを感じながら体を洗い始める。
そのとき、ふと脱衣所に人の気配を感じた。
「お父さん、背中流してあげる。」
そう言って、いきなり優奈が入ってきた。
優奈はなにひとつ身につけていなかった。
美しい顔立ちに、雪のように白い肌、そして豊かな乳房、まるく張りつめたヒップ、女の丘には薄らと這い回る陰毛、何もかも母親そっくりだった。
まだ16だというのに高校生離れした、いやそれ以上の女の体だった。
思わず、じっと見とれていた道夫は、慌てて目を反らした。
「ごめん、、」
優奈は体を隠すどころか、更に見せつけるように道夫に近づいた。
さすがに頬は赤く染めていたが、優奈は道夫をまっすぐ見つめていた。
「いいよ、、お父さんになら、もっと見られても、、、」
「でも、こんなことは、、、」
「どうして?いいでしょう?娘が父親の背中を流したって、、わたしがそうしたいの、、、」
「そ、そうだな、、せっかくだから流してもらおうかな。」
道夫は明るく言った。
道夫は変に遠慮して優奈を傷つけたくないと思った。
それに優奈の気持ちが嬉しかった。
そして、心の中では優奈の美しい裸体をもっと見てみたい、という気持ちを抑えることが出来なかった。
優奈はスポンジを泡立てると、背中を洗い始めた。
「どう、お父さん?」
「ちょうどいいよ、すごく気持ちいい。」
「お父さんの背中って、大きくてゴツゴツしてるね、、すごく男っぽいよ、、お父さん、すごく若々しいね!」
「そうかな?お父さん年取っちゃったからなあ。」
「そんなことないよ。お父さんはまだ若いよ。」
「ありがとう、、父さん、優奈がお嫁さんに行くまで、ずっと頑張るよ。」
優奈の手が不意に止まった。
優奈は体を後ろから道夫に密着させた。
「、、、お父さん、、ありがとう、、、ほんとに、、、ありがとう、、、ん、、う、う、、、」
優奈は涙を流しているようだ。
「優奈、どうして?父さん、変なこと言ったかな?言ったらごめんな。」
「ちがうの、わたしこそごめんなさい、、、」
優奈はなにかを知っているのだろうか?
道夫は急に不安になった。もしかして、優奈は自分の出生の秘密を、、、
そう考えたとき、優奈がスポンジを横に置いた。
手のひらを泡まみれにすると、両手を道夫の前にまわし、手のひらで道夫の体を洗い始めた。
「ああ、優奈、すごく気持ちいいよ、、、」
優奈は豊満な胸を道夫の背中に押し付けた。
「ゆ、優奈、、、」
「お母さんには秘密だよ、、お父さんとわたしの二人だけの秘密、、、」
優奈の手は道夫の胸を洗い、腹を洗った。
そして道夫の男に手が伸びていた。
「ううっ、、優奈、、、」
優奈の手のひらは優しく道夫を握っていた。
つづく
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