妻の初めての浮気から四日後。
道夫は帰りが遅くなるため、夕食はいいと理奈に連絡を入れた。
帰りは12時前になると伝えた。
理奈はわかったと応えた後、わたしも久しぶりに一人で外食でもして帰ろうかな?と言い出した。
道夫はうん、たまにはいいじゃないか、と理奈にそうするように勧めた。息抜きも必要だと。
理奈は優奈に連絡して、そうすると言って電話を切った。
その一時間後、今度は幸弥から電話があった。
理奈から今日の帰り、二人で食事に行きたいと誘いがあったと、道夫に許可をえるための連絡だった。
やはりそういう事だったのか。
あの日だけと幸弥に約束させたが、どうしてもガマンが出来なくなったのだろう。
それは心情的なものか、肉体的なものなのか、おそらく両方なのだろうと考える。
道夫はこうなることは予想していた。
道夫は幸弥にもちろんかまわないと応える。
ほっとした雰囲気が伝わってくる。
ダメだと言われることを考えていたのだろう。
幸弥はさらに言いづらそうに、あの、そんなことは無いと思いますが、もし、そんな雰囲気になったら、、、と尋ねてきた。
あの日だけという理奈の言葉をまにうけているのだ。
道夫は、そのときはもちろん幸弥に任せる。
理奈と幸弥がその気になったらかまわないと伝えた。
幸弥はにわかに元気になり、わかりました、後で連絡入れますと言って電話を切った。
予測したこととはいえ、理奈は自分から抱かれる気持ちになっている。
そしてそれは間違いなく実行される。
歪んだ欲望が再び道夫を激しく勃起させていた。
家に帰る少し前に幸弥から連絡が入った。
やはり妻は幸弥に抱かれていた。
理奈は今帰ったと幸弥は言った。
道夫は詳しく話を聞いた。
食事のときに楽しそうに話しながらワインを多めに飲んだ理奈は、店を出ると黙って腕を組んできた。
二人はしばらく歩き、幸弥はホテルの前で立ち止まった。
理奈は火照った顔を俯かせ、小さな声で、いいよ、とこたえていた。
二人は部屋に入ると激しく抱き合った。
理奈は、会いたかった、すごく会いたかった、と言って、幸弥の唇を求めてきた。
二人はもつれ合うようにベッドに倒れこんだ。
お互いの服をはぎ取るように脱がし合い、互いに愛撫を加え合った。
理奈はあれから幸弥のことをずっと考えていた、幸弥がずっと欲しかったと言いながら、幸弥の男に丹念に愛撫を加え続けた。
理奈は幸弥にゴムを装着すると、下になり、幸弥に挿入を求めてきた。
「ああ、幸弥来てえ!幸弥の顔を見ながら欲しいの、幸弥がずっと欲しかった、、ああ、来てえ!」
理奈は淫らな言葉を口走りながら何度も絶頂した。
「ああ、これ、、、これが欲しかったのぉ、、」
「あれから、幸弥のこと考えながら何度もオナニーしたの!」
「幸弥としたかった、、、幸弥のこと、すごく好き!」
「壊れちゃう!幸弥、そんなにしたら、壊れちゃう!」
「ああ、出して!ああ、幸弥好き!いっぱい出してえ!」
「ああ、イクぅ!幸弥のデカいチ○ポでイグーッ!」
激しいセックスの後、名残惜しそうに、ごめんね、今日は帰らなくちゃと言って、二人はシャワーを浴びた。
シャワーを浴びながらキスをしているうちに二人はガマンできなくなり、再びゴムをしてこの日、二回目のセックスをした。
道夫は今にも射精してしまいそうな、自分を何とかこらえながら、帰宅の途についた。
つづく
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