着替えの後、念入りに化粧をする理奈を道夫は見つめていた。
結婚して初めて、他の男に体を許す妻は、今、いったいどんな気持ちでいるのだろうか?しかもその相手を自宅へ招き入れ、家族の暮らすその家で不倫に耽ろうとしているのだ。
罪悪感にさいなまれているのだろうか?
それとも、その罪悪感すらも初めての浮気のスパイスに過ぎないのだろうか?
来客を告げるチャイナが鳴った。
理奈はいそいそと幸弥を出迎える。
幸弥は理奈の美しさに思わず見とれながら、その出で立ちに心が騒いでいた。
なんて、セクシーな体なんだ、、、
胸があんなに突き出して、、、
この前の掌の感触を思い出す。
お尻もデカい、、形だってすごい、、、
それにこんなにくびれた体、、、
幸弥は理奈を褒め称えていた。
「理奈先輩、今日もすごく奇麗だ。その服もすごく素敵です。ああ、先輩、すごく似合います。」
「あ、ありがとう、、そんなに見られたら、少し恥ずかしい、、、」
ちょっとした仕草にも揺れてしまうバストに幸弥の視線が突き刺さる。
自分の体を欲しがっている男の視線が、理奈の女をたまらなく熱くする。
前を行く理奈は、自分の後ろ姿に注がれる幸弥の目を感じてしまう。
いつもよりもヒップを左右に揺すりながら、そのオスの視線を感受する。
下着のラインが出てきいるかしら?
むしろ見て欲しい、そう思う。
理奈は胸をドキドキさせながらリビングへと案内した。
幸弥にソファーを勧め、向かいに腰を下ろした。
「先輩、ごめんなさい、朝から押しかけてしまって、、、」
「ううん、、、いいの、、今日は誰もいないから大丈夫、、、」
「俺、はやく理奈先輩と会いたくて、、」
「、、、わたしも、、、」
思わず言ってしまった理奈は、顔を赤くして立ち上がっていた。
「、、、コーヒー入れてくるね、、、」
幸弥もその場に立つと理奈を抱き寄せていた。
「ああ、、、だめ、、、」
そう言いながら、理奈は幸弥君、やっぱり背が高いわ、すごく逞しい、と思ってしまう。
「理奈先輩、、、好きです、、、」
理奈は更に顔を赤くして俯いていた。
「俺、ずっと前から、先輩が好きです、、、」
幸弥は理奈の頭を優しく撫でながら告白していた。
理奈は顔をあげ、潤んだ瞳で幸弥を見つめた。
「、、、わたしも好き、、幸弥君が好き、、、」
幸弥が理奈の唇を求めていた。
幸弥は濡れた理奈の唇を見つめながら、自分の唇をゆっくりと寄せていった。
「、、、だめ、、、」
そう言いながら、理奈からも唇を寄せてく。
二人の唇は重なり合っていた。
理奈は初めから、積極的に舌を絡めていった。
幸弥の舌に絡みつくように舌を巻きつけ、幸弥の唾液をすすりあげた。
幸弥の髪を指でかきむしりながら、鼻を擦り合わせ、二人は互いに顔を左右に激しく交差させながら、舌を絡めあっていた。
道夫はこんなに情熱的な口づけをする理奈を初めて見た。
道夫の男は激しく勃起していた。
つづく
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