幸弥は心配だった。
あんな写メを送って、軽蔑されたのではと思ったからだ。
道夫からは大丈夫、うまくいっている、理奈は写メを消さずにいるみたいだと伝えられた。
幸弥はあの理奈が自分の勃起チ○ポを眺めている姿を想像して、興奮してしまう。
そういえば自分に対する態度が少し違ってきているような気がする。
本当に理奈を抱くことが出来るかもしれない。
そのときは体だけの関係ではない仲になりたい。
理奈は入社した時から、ずっと憧れの女性だ、道夫も恋愛関係になっても構わないと言っているし、できればそうなりたい。
とにかく今まで通りやればいい、馴れ馴れしい態度を取って、水の泡にしたくは無い。
幸弥は自分をそう言い聞かせていた。
その日の理奈はやけに色気を感じさせていた。
仕事中に幸弥のパソコンを後ろから覗きこみ、ちゃんと出来ているかな?と言いながら、誰にも気付かれないように、幸弥の肩に胸を押し当ててきた。
あれは偶然だったのだろうか?
給湯室で一人コーヒーを飲みながら、そのことを考えていると、理奈がやってきた。
あっ、こんなところで飲んでると言いながら、洗い物を始めた。
洗い物を終えて振り向いた、理奈のブラウスのボタンが外れていた。
深い胸の谷間はもちろん、セクシーな刺繍が施された純白のブラまで見えている。
みっしりとした量感のある乳房が窮屈そうにブラに収まっていた。
理奈は真っ赤な顔をしてうつむいていた。
幸弥はゴクリとツバを飲み込む。
あきらかに理奈はわざと幸弥に見せつけていた。
ずっと前から盗み見していた、触りたくてしょうがなかった理奈の胸が目の前にある。
幸弥の指が無意識のうちに、理奈の胸に伸びていた。
指先がブラに触れたとき、理奈の体がピクッと震えた。
たが、理奈は逃げようとしない。
幸弥は感触を確かめるように、豊かな乳房をまさぐっていた。
「ああ、幸弥君、ダメぇ!」
理奈はそう言うと、幸弥の手を振り払い、胸元を両腕で隠していた。
給湯室を出るとき、理奈は一旦立ち止まり、幸弥にねっとりとした視線を送って去っていった。
幸弥は手のひらに残った感触を忘れることが出来なかった。
つづく
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