月日は流れ、一人娘の優奈も高校生になった。
母親そっくりの美しい娘に成長していた。
理奈の美しさもまったく変わらず、豊満な胸はその大きさゆえに多少下がってきた気配はあるが、張りと形の良さは失わず、以前よりも薄らと脂ののったお腹と尻は熟した女の魅力を醸しだし、まさしく女の盛りを咲き誇らせていた。
そんな理奈だから既婚者だと知りながら、誘いをかけて来る男がたくさんいた。
夫を愛している理奈はそれを一切受け付けなかった。
二人は娘が呆れるほど仲がよい、いつもラブラブだねとからかわれるほどだった。
その娘を実の子のように慈しみ愛してくれている。
理奈は日々、幸せを感じていた。
道夫は間もなく60を迎えるが、見た目も若々しく、かわららぬ絶倫さを誇っていた。
ただいつの日からだろうか、心から愛している女の盛りを迎えた妻が自分に隠れて、他の男と不倫を重ねる姿を想像するようになった。
道夫に貫かれ、道夫愛してると言いながら激しく絶頂する理奈を見ながら、他の男の体のしたで、それ以上にのたうつ妻を想像し、激しく勃起していた。
理奈のこの素晴らし体を他の男たちに見せつけてやりたい。
道夫の歪んだ欲望が膨らんでいく。
その美貌で、甘い唇と舌を吸われ、自慢の乳房を見せつけ、逞しい男根に貫かれて、男の名を呼びながら、何度も絶頂する理奈を妄想して、激しい興奮を覚えるようになっていった。
道夫は寝室をはじめ、家中に盗撮用のカメラを仕掛けた。
そして理奈の行動を監視した。
不倫を感じさせるものは一切無かった。
ほっと安心すると同時にもの足りなさも感じる。
我慢出来なくなった道夫は計画を立て、実行に移していった。
週に四度以上あった夫婦生活を年齢と体調を口実に減らしていったのである。
理奈を欲求不満にしようという心積もりだった。
道夫はカメラでの監視を続けた。
絶倫の道夫もつらかったが理奈が他の男と交わる姿を想像し、自分で発散しこらえていた。
最初のうちは我慢していたようだが、週に一回あるか無いかになったとき、元々性欲の強い理奈は自分で慰めるようになっていった。回数が増え、家のあらゆるところで自慰に耽る姿をカメラがとらえていた。
最初のうちは道夫の名を呼びながら絶頂していた理奈が、他の名を呼ぶようになるのにそう時間はかからなかった。
道夫は興奮した。
あの道夫を心から愛してくれている、貞淑な妻が、頭の中ではあるが、自ら体を開き他の男とセックスを貪っているのだ。
通販で購入したらしい、電マ式のバイブを使うようになってからは、道夫の名を呼ぶことはまったくなくなっていた。
男の名はいつも一緒だった。
理奈は自ら、その豊満なGカップの乳房を荒々しく揉みたて、ときには相変わらずきれいなさくら色の大きめの乳首を強く摘まみあげながら、バイブを女唇に押し当て、幸弥君、幸弥君と呼びながら何度も絶頂した。
そのあまりに凄まじいオルガスムスに道夫は激しく射精していた。
道夫は男の名前に聞き覚えがあった。室井幸弥という理奈の同僚だった。
二年ほど前に入社した若者で理奈が教育を担当したはずだ。
それ以来、理奈のことを先輩と呼びしたって来るようになったらしい。
たしか、飲み会の二次会で、たまたま二人切りになったとき、かなり酔った幸弥が、自分のものが大きくて彼女が嫌がる、どうしたらいいんですか?と聞かれたと理奈が言っていた。「何言っているの、セクハラだよ。」というと、「スイマセン、先輩!でも本当に悩んでいるんですー。」
そんなことがあったと聞いたことがある。
理奈は、でもなんか憎めないだよねーと言っていたはずだ。
この男は使える。
道夫は幸弥と会う段取りをつける準備をした。
つづく
※元投稿はこちら >>