「バカな奴だ、こんなに可愛くて、いい娘の理奈ちゃんを泣かすようなことをして、、、」
優しく撫でながら、怒り声を漏らす。
道夫はお似合いのカップルだと思っていた。
理奈の母親の優香には何度か会ったことがある。
確か39才と聞いたが、見た目はもっと若く見える。
身長は理奈よりやや低く、すらりとしたスタイルで手足も長い。
まるでモデルのような体型で、優しげな切れ長の二重の目に、上品に整った控えめな鼻と口、ややショートめの髪を明るいブラウンに染め、いかにも良家の人妻の色気を醸し出している。娘の理奈とはタイプが違うが確かにかなりの美人だ。
だからといって、彼女の母親と関係を結ぶなんて、、、理奈があまりにもかわいそうだ。
「理奈ちゃん、どんな時でもおじさんは理奈ちゃんの味方だから、、、任せておきなさい、おじさんがうまく何とかするから、、、」
耐えきれず嗚咽を漏らしていた理奈は黙って肯くと、おとうさんと言って道夫の胸に飛び込むようにすがりついていった。
逞しい道夫の胸に頬を寄せながら、真也のおとうさんはいつもわたしに優しい。
一見怖そうな外見だが、初めて会ったときから、理奈にだけはいつも優しく接してくれる。
ああ、やっぱりおとうさんのこと好き、、、
理奈は更に強く道夫にしがみついていた。
道夫は優しく理奈の頭を撫でながら、いつの間にか腹に押し当てられている理奈のバストの感触に気持ちがいってしまっていた。
その豊かで柔らかな感触に道夫の男が触発されそうになる。
なにを考えている、だめだ、そんなことは、やっと理奈ちゃんが落ち着いて来ているのに、そう自分に言い聞かせるが、背中を撫でている指がブラジャーのラインに触れるたびに理奈の胸を意識してしまう。
いけないと思いながら、理奈のバストに対する欲望がブラのラインやホックを指先でなぞらせてしまう。
道夫の男の欲望がむっくりと頭をもたげ始めていた。
つづく
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