お決まりの挨拶話もそこそこに、道夫は単刀直入に話を切り出した。
ただし、理奈が見たことは口にせず、三日前に道夫が偶然、二人がホテルに入るところを目撃してしまったことにした。
三日前、理奈を抱いた日に、二人が会っていたたのは間違いなく、ホテルに行ったことが簡単に想定できたからだ。
あに図らんや、話を聞いていた優香の顔色が一瞬にして青くなった。
それを見て、逆に慌ててしまった道夫は必死に話を続けるが、出来るだけ誰も傷つけたくないという気持ちと、目の前の優香のあまりの美しさや、優香が身につけている水色のワンピースから薄らと透けて見えるブラ、そして胸元に覗く、意外に深い谷間に目がいってしまい、うまく話ができない。
それでも、何とか二人の子ども達の幸せのためにも、大人として分別のある決断をして欲しいと伝えたつもりだった。
一言も発せず黙って聞いていた優香は、わかりましたと応えると、その場に立ち上がった。
優香が理解してくれたと安心している道夫に、ここではなんですからと言って、奥に案内された。
訳も分からずついて行った場所は、なんと大きなベッドが置かれた寝室だった。
唖然としている道夫の目の前で、ワンピースを脱ぎ去ると、恥ずかしそうに、
「こんなことは、一度だけにして下さい、、、」
とつぶやいた。
どうやら、優香は道夫が脅迫して自分の体を要求していると思い込んでいるようだ。
ドラマの見すぎじゃあないですか?違うんですよ、とのどまで出かかった言葉を慌てて飲み込む。
こんなに魅力に溢れた体を前にして、正しい倫理観を貫けるほど道夫は聖人ではない。
優香の白い肌に今身につけいる黒の下着が、道夫の男をたまらなく刺激する。
理奈とは違う成熟した色気と、女らしく細くしなやかな体に、胸と尻だけにたっぷりと肉がついている。見事な躰に道夫の理性は吹き飛んでいた。
道夫は獣のようなギラギラした目で、優香を眺めながら、急ぎ服を脱ぐ。
いつの間にか、頬を赤らめるながら見つめている優香の目の前で、見せつけるように最後の一枚を脱ぎ捨てた。
それは弾かれたように姿を現し、何度も力強く上下にバウンドしながら逞しく反り返っていた。
優香は驚いた顔をして道夫の男を見つめていた。
口をあんぐりと開き、自分でも気づかないうちに、すごい、とつぶやいていた。
道夫がおのれの巨根を揺らしながら近づいてきても、優香は道夫の男から目を離すことができない。
近づけば近づくほど、その逞しさがどんどん増してくるように感じる。
道夫が手の届くところまで来たとき、優香は急に我に返り、真っ赤な顔をして、道夫に背を向けた。
道夫は優香の腕を掴み、うなじに口づけしながら、反り返っている男を優香の尻に押しつけていった。
つづく
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