ノンジャンル 官能小説

～忍び寄る影～

夜9時。
私は汚れたパンツを袋に入れ、車を走らせていました。

思い出のあの公衆トイレに着くと、何かのイベントのテントが張られ、沢山の人達がいました。

ここは無理だ…

私はグルグルと市内を走り、下着を置けそうな場所を探していました。
一時間ほど経った頃、小さな公園を見つけ、駐車場を一回りしてポツンと佇む自動販売機の前に車を停めました。

少し離れた場所に車が数台停まっていましたが、辺りに人が居ない事を確認して自販機横の空き缶入れの後ろに、パンツが入った袋を置きました。
自販機の写真を一枚撮り、車に乗り込み近くのスーパーの駐車場まで走りました。

おまたせしました。
○○公園の自販機横（空き缶入れの後ろ）に置きました。
皆さんお気を付けて。
報告待ってます。

と自販機の写真を付けて投稿。

しばらく待っていると…

「遅かったか！」「ゲットされてました。」「ゲットされた方報告お願いしまーす」と書き込みが。

しばらくの沈黙の後…

もしかして闇ゲッターか？

と書き込まれました。

掲示板に参加表明をせずに参加して、下着を手にしても報告しない「闇ゲッター」。

「闇ゲッター」が確定したころ

二回戦目お願いします

の書き込みが殺到。

私は…

どうやら今回は闇ゲッターさんだったのですね？
今回はもう置くものが無いので、近々また置きますね？

と投稿し、掲示板を閉じました。

もしかして…こうじが拾ってくれたのかな…
なんて、妄想しながら私は家に帰りました。


次の日。
会社のお昼休みに掲示板経由のメールが一通届きました。

はじめまして。
昨日すももさんの下着を闇ゲットした者です。
勝手に貰っておいて、こんな事言うのも何なんですけど、汚れも匂いも酷いものでした。
あまりに汚かったので、コンビニのゴミ箱にでも捨てようかと思いましたが、コンビニの方のご迷惑になるかと思い、渋々自宅に持ち帰った次第です。
一歩間違えたら、ゴミの不法投棄になりますので、くれぐれもお気お付けください。

と書かれていました。
私の中に込み上げる、怒りと不快感。
しばらく考え、ただの嫌がらせだろう…と自分に言い聞かせ、返信せずにメールを閉じました。


それから数日が経った頃。
掲示板の私のスレッドは、以前の様な賑わいを取り戻していました。

「前回のリベンジ置きお願いします」「置く前にオナニー動画見せてください」「トイレで全裸になって撮ってください」などリクエストが殆どでしたが「また3日穿きパンティー置いてください」のリクエストに目が留まりました。

3日穿きパンティー…

初めての3日穿きを手にしたのは、こうじ…。

私は

出来るだけ皆さんのリクエストにお応えしたいと思いますが…
簡単なものからやっていきますね。

と、それらの書き込みに返しました。


こうじが掲示板見てくれてるのかな…
こうじがリクエストしたのかな…

私の頭の中はこうじの事でいっぱいになっていました。



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