③
いよいよ淫獣人間に向けての教えを受ける日々が本格的に始まった。
子供たちは前夜の儀式の疲れがあったのか、特に女子たちは朝食時は元気がなかった。ここで親元から離され、全員それぞれに指定されたつなぎの服を着て、島の中の山道を数分歩いて大きなお堂のような建物の中に導かれた。中に入ると事前に親から教えてもらっていた「総代様」が座っており、順に総代様の前で正座し自分と父と母の名を名乗りこの一族の人間であることを伝えた。
「美田みつです。12歳です。父は美田そう・母は旧姓を真垂かのと申します。お目にかかれてうれしいです、どうぞよろしくお願いします」と言うと、先にりゅうが挨拶していたので「そうか、かのはたしか双子を2組生んだそうだったな。」と総裁様が仰った。
総裁様からは淫獣人間一族の歴史と役目を伺った。そしていよいよ淫獣人間の体の特徴の解説の時間になった。4体のオス(男)5体のメス(女)の淫獣人間が出てきた。両方共通して言えるのは返信すると野生動物や昆虫などのような人間から見ると信じられないほどの筋力が増し、メスでも相手を羽交い絞めにできれば絞め殺すことが容易になることだ。そしてオスは締め技としてペニスが自在に聞くということ、そして興奮地が増すとペニスから噴出される精液が人間や他の生き物には猛毒なものとなる。メスも膣から噴出される液体には猛毒性があるとのこと。そしてメスは最大の武器として、殲滅したい相手との性行為を行うことで相手の体内に毒素を送り込むこともできるとのことだ。それを実演してくれる9体の淫獣人間がみつは気になっていた。一通りの説明が終わると淫獣たちは元の人間の姿に姿を変えていく。みつは思わず「お父さんだったんだ」と。そうである、実は自分たちの親たちだったのだ。そこで初日の研修は終わった。
研修施設に戻ると女子と男子別部屋の大部屋が生活の場となっていた。みつは最初はゆいとはるかと一緒に行動していたが、自然と家でもそうなるように年下の二人と一緒にいるようになった。先にご飯の時間になったが、みんな下を向いており、最年少10歳のかれんちゃんは声は出さずともずっと涙を流していた。
「かれんちゃんどうしたの?」とみつが聞くと「パパがあんな生き物になるなんて信じられなくて…」とみつの胸に顔をうずめるように声を上げて泣き出した。
「初めて見たんだね、ショックだよね。でもお姉ちゃんもそうだったよ。私があんな体に変わってしまうことも含めて。でもね決めたんだ。今日総裁様から一族のお話を聞けて自分が世の中を陰から支える存在になるんだって。すぐに気持ちを切り替えようって言わないよ。ここにいるあと20日くらいは私のことお姉ちゃんだと思って甘えておいで」というと、かれんちゃんは泣き止み「お姉ちゃんのオッパイ柔らかいねぇ、ママに甘えている気になちゃった、ありがとう」と言うと笑顔を取り戻し「ご飯食べなきゃ、夜の体力が出ないもんね」と自らを鼓舞しているようだった。
全体の空気はショックの大きい感じだったが、みつとかれんの二人を中心に、ふだんのおしゃべりも戻ってきた。かれんは身長はまだ140センチに届くかどうかだったが、服を脱ぐと小ぶりのみかんを付けたかのようなオッパイが存在感を表し、下の毛はまだだったが腕を洗う時に上げた腋には腋毛がはっきりと確認できた。みつが「かれんちゃん綺麗なオッパイだね、ちょっと腋はアンバランスだなぁ」というと「夏のプールの授業が始まる時に気がついて、慌てて剃ったりしていたけど忘れちゃってた、エヘっ」とペコちゃんのように舌を出してはにかんでいた。
お風呂の後はおまんこを鍛える目的でのオナニータイムだ。今日は30分以内に何回イクことができるかが課題となり、全員今日は最初から全裸で始めた。みつの横にはすっかりなついたかれんがいる。カレンは昨日もそれなりに快感のピークに達していたが、今日はみつの横で真似をしながらのプレーとなった。すると、普段やってこなかったみつのテクニックを見ながら「いやぁ~~ん」と大声を出したかと思うと失神してしまい、残り10分くらいは意識が戻らなかった。監督のももかさんからは「きょうのかれんちゃんは不合格だよね、明日はがんばろうね」と言われ、部屋までは足元がふらふらながら私がおんぶして戻った。
つづく
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