それを見た僕の両目は大きくカッと見開かれた。
両手をそれぞれショーツの左右に手をかけると、ショーツはスルスルと下に落とされる。
それに伴い、長い黒髪、巨大な白い乳房は重力に従い、垂れるようになる。
こちらから真っ先に見えるかほお姉さんの後ろ姿の臀部は真っ白い肌を晒し、割れた白い果実。一言で言えば巨大な白い桃を思わせるお尻が丸見えとなった。
ショーツは左足、右足の順番で抜かれ、かほお姉さんの白い身体はスローモーションで動いているように僕には見えた。
白いショーツもブラと同様に無造作に畳に置かれた。
文字通り、一糸纏わぬ姿となったかほお姉さんのすべてが双眼鏡ごしに僕の目に刺さるように映った。
こちらから見える後ろ姿は背中まで届く長い黒髪、白い背中、肩甲骨、背中のライン、巨大な桃のごとき白いお尻・・・
何かの本で読んだが、肩甲骨は天使の羽、背中の線はヴィーナスライン、腰に薄っすらと見える漢字の八を小さくして逆さにしたようなものは天使のえくぼと呼ばれていることを思い出した。そしてお尻は桃の他、逆さのハートにも見える・・・
石膏像やギリシャ彫刻に女性や天使、女神と題した作品は数多く存在するが、今の僕の目に映るかほお姉さんはこの世のどんな美術品や芸術作品よりも美しく思えた。この美しさはどんな職人でも生み出せないと11歳ながら生意気にも思った。そしてこの美しさは神にしか作れないとも本気で思った。
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