かほお姉さんがアパートに来て3週間が過ぎた。残り2週間が滞在期間となった。そんな時にそれは突然起こった。
その日は両親が親戚の集まりとかで家には僕一人だけだった。隣のアパートも大家さんが用事で外出しており、かほお姉さんだけだった。
僕は1階のリビングでテレビを見ながら食事をしていた。同じく隣のアパートの2階でもかほお姉さんがちゃぶ台で質素な食事をしていた。
食事を終えると、見たい番組に僕は夢中になった。一方、食事を終えたかほお姉さんはシンクで食器を洗い終えると銭湯に行く準備をしていた。
銭湯へはアパートの駐車場に鍵をかけて停めてある自転車で行っていた。時間は7時半をまわっていた。
必要な道具を手提げの大きいバッグに詰めると嘉穂お姉さんは部屋に鍵をかけて階段を下り、自転車の鍵を解錠した。
僕の家の1階の窓は大きく、こちらから見てアパートの左側に階段と駐車場は存在する。そのため、かほお姉さんの行動の一部始終が知れる。
籠付きの自転車にバッグを乗せると、かほお姉さん自身もサドルに腰を乗せて発進させた。僕自身は入浴も済ませてあるため、テレビに集中した。
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