曜子は困惑していた
亜紀の行動 そして新しい裏生徒会
「亜紀 気をつけたほうがいいよ」
曜子は雪菜のDVDを亜紀に見せた
「え?なに・・・これ」
画面に見入る亜紀
曜子はこの時 亜紀にDVDを見せた事を後悔した
亜紀の目が画面に釘付けになる
「す、凄い・・・」
興奮しているのか時折生唾をコクリと飲み込む
「亜紀・・・」
ハァハァと息を乱し
ついには 曜子の存在を忘れたかのように スカートの中に手を忍ばせていた
DVDが終わる
「亜紀・・・大丈夫?」
亜紀はなにも答えず 部屋を出て行った
その日から曜子と亜紀は話しもしなくなった
数日後 亜紀が裏生徒会の部屋へ入って行ったと言う噂が曜子の耳にはいった
やっぱり・・・か
数日後
体育の授業前 女子更衣室
キャー え? なに?
女生徒から声があがる
見ると 制服を脱いだ亜紀 下着を着けていない さらに 陰毛が無い
「亜紀!どうしたの!」
おもわず 声をかける曜子
「え?別に・・・」
亜紀がなにも無いように答える
曜子は何も言えなくなった
え?
さらに曜子を驚かせる
女子はジャージを着るのだが 亜紀はピチピチの薄い体操服にピチピチのブルマを履いていた
体操着にははっきりと乳首が浮き出 ブルマは蜜壷の形に食い込んでいた
「亜紀・・・」
声をかけようとしたが 止めた
体育の授業が始まる
男子生徒が全員亜紀を視線を送る
裏生徒会になり 体育教師の横武は学校を去った
新しい体育教師がニヤニヤと亜紀を眺める
「まず 授業の前にストレッチな」
ペアを組みストレッチ
「オイ!A!B!お前達 月原とストレッチをやれ!」
AもBも男子生徒だ
案の定 二人はストレッチと言うより 亜紀の身体を撫でまわし始めた
「背中押すぞ」
開脚前屈
足を抑える男が食い入る用に股関を見つめる
背中に回った男は亜紀の胸を揉みながら背中を押した
全ての生徒が見て見ぬ振りをした 曜子も含めて
授業中 男子生徒は亜紀の身体を触りまくっていた
軽く触れる者 露骨なタッチ 中には食い込んだ股関に手を伸ばす者までいた
亜紀は なにも言わず 避けようともしない
授業も終わりに近づく
先生とAがなにか話していた
授業がおわる
次の授業
亜紀もAもBクラスには居なかった
休み時間 亜紀が戻ってきた
「あ、亜紀 どこに・・・」
曜子は息を飲んだ
亜紀の太ももに精液が伝っている
妖しい笑みを浮かべ 隣の教室へ亜紀は消えた
隣の教室
牧原の膝に座る亜紀
回された手が亜紀の胸を触っている
亜紀の笑顔に背筋が凍る
裏生徒会
会長の山森の父親は街の権力者
誰も逆らう事は出来ないと言われている
副会長の松長の父親はこの街の議会委員 中央にもパイプを持っているらしい
亜紀と雪菜と関係を持った教師は校長以外全て 学校を去った
校長も学校では なんの力も無く 置物となっていた
曜子は松長に会いにいった
「なんで亜紀にあんな事を・・・」
「あんな事?・・・あぁ 俺達は知らんよ」
「ウソ!」
「あの女が望んだ事だろ?」
「亜紀が・・・?」
「クク 牧原のデカちんが目的だろ」
「そ、そんな・・・」
曜子はDVDを見せた事を今更ながら後悔した
「じ、じゃあ 雪菜は?」
「あの女は・・・俺達の目的の為必要だった まあ アレを与えたのは 悪いと思うがな」
松長の冷淡な眼差しが怖い
曜子が教室を出ようとした
背後から松長の声
「鹿野 人の事より自分の心配をしな!」
「え?」
チャイムが鳴った
曜子はその日からビクビクとした生活を送っていた
生徒会からの呼び出しは無い
そんなある日
「曜子 今までゴメンね」
亜紀に話しがあると言われた
「亜紀・・・」
「曜子がいろいろ心配してくれてるのは わかってたよ」
穏やかな亜紀の顔 以前の亜紀に戻った気がした
「曜子・・・これからも・・・仲良く・・・し・・なよ」
「え?」
「みんなと」
あ!と思ったが遅かった
「痛い!」
首根っこを恵田に抑えられた
立ち去って行く亜紀
「お姉ちゃん なかなか美形だねぇ」
牧原がニヤニヤ笑う
松長の冷たい視線
「警告は聞くもんだ」
山森の静かな口調
曜子は裏生徒会のアジトへ連れて行かれた
つづく
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