はじめに
この話しは 最初 三部作の予定でした
かくれんぼ
花いちもんめ
鬼ごっこ
と
でも あまり 読んでいただけなかった(笑)
ですので このレスで終わろうと思います
最後に 本来のエンディングと もう一つ これで終わるためのエンディングを創りましたので
最後まで お読みいただければ幸いです
エンディング 1
木曜日 夜
亜紀は夜勤だった
曜子の部屋を確認に行ったら 今日は静かだった
「へぇ 今日は無しか・・・」
亜紀はナースステーションにもどり
夜勤の日課のオナニーを始めた
「うッ ふん ハァ あッ」
同僚が見回りに行っている僅かな時間
亜紀のお楽しみだった
好みの患者が居たら 見回りの時にセックスやフェラチオする事もあったのだが 今はお気に入りが居ないので オナニーを楽しんでいた
「あッあッ ふん あッ ハァハァ あッあッ」
カーテンの隙間 一瞬目が合った気がした
まさか・・・
ドサッ!
大きな物音に慌てて 窓を開け下をみた
人が倒れている
パジャマでそれが誰かわかった
「嘘でしょ?曜子~~~!」
「屋上からの 飛び降り 遺書もありますし 事件性は無いですね」
若い刑事が 哲夫に告げる
曜子!何故?何故なんだ・・・
曜子の葬儀
あまり弔問客もいない
そんな中 一人の美しい弔問客が まわりの目を引いた
哲夫はそれが誰かすぐにわかった
「栄子ちゃん?」
曜子の妹の栄子
両親と仲が悪く 高校を中退して 家を勘当された妹
それでも曜子は気にかけ 連絡を取りあっていたようだ
栄子は祭壇の前で泣き崩れた
「お姉ちゃん・・・」
焼香を終えた栄子が哲夫に詰め寄る
「なんで!なんで優しいお姉ちゃんが!なんで なんでなの?」
「ゴメンね」
哲夫は謝りながら 一通の封筒を差出した
「栄子ちゃん宛に・・・中身は見てないよ」
それは 栄子宛の遺書だった
遺書は二通あった 哲夫とシュウ宛と栄子宛
哲夫は自分達の遺書には目を通した
そこには 謝罪と感謝の言葉が綴られていたが
とくに理由らしきものは書かれていなかった
栄子宛の遺書
栄子は急いで開けて見た
そこには
今までの出来事がかかれていた
高校からの行為
罰と言う名のレイプ
そして信頼すべき 教師や刑事とも行為させられた事
それはこの病院でも行われた事
さらに
曜子自身がシュウを犯した事
全てが赤裸々に書かれていた
「お姉ちゃん・・・」
私はもう戻れない これを書いてる今もあの男達を待っている自分がいる
男達に責めて欲しいと思っている自分がいる
もう戻れない
そう綴られ遺書は終わっていた
「許さない・・・」
栄子は爪が食い込むほど遺書を握りしめた
と ここから 鬼ごっこ と言う 哲夫と栄子の復讐話しになる予定でした
エンディング 2
木曜日
病室から曜子が消えた
ベッドの上に哲夫に宛てた手紙が置かれていた
出張を取り止め駆けつけた哲夫に手紙が渡された
手紙には謝罪と感謝の言葉が綴られていた
これ以上 アナタにもシュウにも 迷惑や危害を及ばす訳にはいきません
そう記され
記入済の離婚届が同封されていた
「曜子・・・」
曜子はあの部屋に居た
あの忌まわしくも官能的なあの部屋
曜子は全裸で男達を待っていた
男達は曜子が帰って来た事を喜んだ
そして また 次から次のセックスの繰り返し
毎日毎日 男達は飽きる事なく曜子を抱いた
曜子も男達の激しい責めに あえぎ 悶 歓喜の声をあげた
自ら望み 積極的に男達と絡まりあった
唯一の既婚者だった牧原が離婚した
曜子はその時初めて気がついた
この人達は 自分を愛してくれているのだと
四人はセックスの時以外は 優しかった
牧原は下品な男だが 曜子には 一切部屋の掃除をさせなかった
恵田は無口だが 持ち上げ降ろす時は まるで壊れ物のように扱ってくれた
松長はいつも冷たい目をしていたが 曜子の打たれ赤くなった場所を優しく撫でてくれた
山森は 冷淡な男だが 一番身体を気遣ってくれた
男達の思いに気づいた日 曜子はいつもとは違う涙を流しながら 四人に抱かれた
「そろそろ 決めるか・・・」
山森の言葉に
三人が頷く
それは
四人の精液を容器に入れ 混ぜた精液を曜子に注ぐ
曜子に妊娠させ 生まれた子供のDNA鑑定をし 子供の父親が曜子と結婚する と言うもの
曜子に異存はなかった
四人は誓約書を作成した
曜子が出産した場合 その父親以外今後曜子には一切触れないと
「曜子・・・これで最後だ」
曜子は四人に黙って 哲夫に会いにいった
やはり 哲夫は離婚届を出してはいなかった
「お願いします 出してください」
「なぜだ!僕はいつまでも待ってるよ」
「無理です もう アナタを愛せません まして アナタに愛してもらうなんて出来ません」
哲夫は曜子の涙が全てを語っているように思えた
「シュウの事 よろしくお願いします」
曜子は席を立った
哲夫にはわかっていた曜子が戻らない事を
曜子が店に入ってきた瞬間にそれはわかった
『綺麗だ・・・』
哲夫は息を飲んだ
美しかった曜子が 磨きをかけられたように さらに美しさを増していた
美しく妖艶でどこか憂いをおびた姿は 自分とは同じ世界に居るようには思えなかった
数日後 離婚届は提出された
曜子は一筋涙を流し 哲夫の幸せを願った
曜子は四人とのセックスに明け暮れ
精液を注がれた
幾月か過ぎ 曜子の生理が止まった
曜子は妊娠した
曜子の妊娠を知ってからの四人は大変なものだった
今までの性奴隷が嘘のように まるでお姫様を扱う家来のようになった
「ねぇ 牧原 抱いてよ」
「えぇ なんだよ 性欲溜まってるのか?これで我慢しな」
牧原は曜子が満足するまで 身体中を舐め続けた
「恵田ぁ 抱っこして」
「・・・身体に負担は・・・」
そう言って お姫様抱っこをした
「そうじゃない!でしょ?」
「・・・我慢しなよ・・・俺だって・・・我慢してる」
「松長ぁ 定規使ってぇ」
「え?あぁ」
ペチ ペチ
「あ~ん もっと 強く~」
「イヤイヤ それは ダメだ」
「山森ぃ エッチしたいよね?」
「ああ?別にしなくても」
「ムッチャ勃起してるじゃん」
「曜子 少しは大人しくしろよ」
月日は経ち
曜子は女の子を出産した
分娩室前でオロオロする 四人の姿は 出産後しばらく看護師達の噂になっていたらしい
いよいよDNA鑑定
曜子は検査結果の紙を見ながら込み上げる笑いを抑える事が出来なかった
「なに!?」
「なぜだ!?」
「・・・!?」
「どうして・・・だ?」
生まれた子供と四人の親子の確率はほぼ0四人の落胆は酷いものだった
曜子は笑いを堪えながら 四人の前に誓約書を出した
「父親以外の人は私に今後関わらないのよね?」
四人のなんとも悔しそうな 呆気にとられた間抜け面が 曜子にはたまらなく 爽快だった
「女の子なんだぁ・・・」
「可愛いでしょ?」
「そうだね」
「ん・・・うッ・・あッ・・もぉ・・ダメ・・赤ちゃん・・起きちゃ・・う~ん」
「ママが大きな声を出さなぎゃ大丈夫でしょ?」
「そんな事言って 出させるクセに・・あん・・あッあッ・・ダメ・・シュウ・・欲しくなっちゃう」
「へへ もう一人 つくる?」
「もぉ~・・我慢できない・・早く・い・れ・て パ~パ」
おわり
お読みくださった皆様 ありがとうございました
おわり
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