お知らせメールが来て1週間程経ったけど、イベントのメールは無かった。
夏子さんからはちょくちょく確認のラインが来たけど。
登録したての時はソワソワしてたけど、日にちが経つにつれて落ち着きをとりもどし、このサイトの事もあまり気にならなくなってきた。
登録して3週間経つか経たないかして遂にイベントのメールが来た。
僕はドキドキして内容を読んだ。
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イベント「真夜中のレクリエーション」
内容:指定の大型公園内でミッションの書いてある紙を探し、ミッションを行う。
より多くのミッションをクリア出来た人が優勝。
ルール1:全て単独行動。他の参加者と行動を共にしてはいけない。(ミッションで必要な時は他参加者との行動はOK。)
ルール2:制限時間は3時間。その間はいかなる理由でも公園内から出てはいけない。
ルール3:ルール違反や不正行為等あった場合はその場で即失格とする。場合によりペナルティ。
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普通のゲームみたい。。僕はそう感じた。
他にも服装や時間帯など書いてあり、僕は目を通していった。
ふと僕はギョッとした。
賞金10万円。。。
こんな大した内容でもないイベントで優勝するだけで10万円。。。
僕は疑問と恐怖と不安が入り交じり、色んな嫌な想像をしてしまった。
正直、いざとなるとイベントに参加したくなかった。
夏子さんにもイベントメッセージが来たことを報告した。
直ぐに電話が来た。
夏子「やっと来た!!10万だって!?アンタ絶対優勝しなさいよ!!!」
夏子さんは参加者じゃないからノリノリだけど、僕は不安でいっぱいだった。
結局夏子さんに押し切られる形で、僕は参加する事になった。
次の日、詳しい詳細が届いた。
参加者は僕を入れて12人。
服装は男性は指定なし。女性はミニスカートにTシャツ。
今週の土曜日の夜中1時から3時
P公園の時計台から南にある小屋に集合
と書かれていた。
P公園?どこだろう。。
調べてみると隣の県のかなり大きい公園だった。
僕は仕事が日曜日休みなので、土曜日の夜中で少し
安心した。
そして土曜日当日、、、僕は不安と期待と複雑な心境で仕事を終わらせ、準備をして車で公園に向かった。
時刻は0:30。公園の近くのコンビニでトイレを済まし飲み物を買った。
ヤバい。。。ドキドキして手が震える。
そろそろと思い僕は公園の駐車場に車を停め、指定場所に向かった。
一応事前にマップは見ていたが、薄暗い事もあり少し道に迷ったが無事に小屋についた。
どうやら僕が最後で、もう他の参加者は揃っていた。
軽く会釈し小屋の中へ。
男性の参加者は僕を含めて8人。
女性は4人、、4人とも若くて20~30代くらいに見えた。
運営の人?は見当たらない。
「時間になったので、始めましょうか。」
40代位の髭の整ったオジサンが言った。
すると皆慣れているのか、頷いたり、「よろしくお願いいたします。」と言ったりして小屋から出ていった。
???
僕は40代の髭の整ったオジサンに声をかけた。
僕「あ、あの、、僕初めてのさんかなんですけど、ちょっと聞いてもいいですか?」
他の参加者さんも動きを止めて僕の方を見た。
オジサンはちょっと考えて静かに言った。
「まず、初めまして。ナオトといいます。君は?」
僕「あ、すいません、タカシといいます。」
ナオト「タカシさん、、、イベントの詳細を読んだでしょ?とりあえずミッションを探してクリアしていけばいいから。。後はやれば分かるから。いいね?」
正直全然良くないけど、とりあえずお礼を言った。
そして、皆各々散っていった。
僕はドキドキして若干の早歩きで元来た道を歩いた。
(落ち着け、、落ち着け。とにかく何処かにあるミッションの紙を探そう。)
園内マップをみて、ちょっと考えた。
今僕のいる地点で1番近い怪しい所は少し奥にある噴水か、噴水とは反対方向の遊具のある所。
それか遊具に行く途中にあるトイレか、、、
とりあえず僕は遊具の方に歩いた。その途中でトイレにも行こう。
僕は急いでむかったが、途中スマホが鳴った。
【槌ミッションクリア、オオノ様。槌南側トイレ】
なるほど、誰かがミッションをクリアするとお知らせメールが来るんだ。
南側トイレは僕がまさに今向かってるトイレだ、、
悔しさと焦りから僕は小走りで遊具の方に向かった。
遊具には2人影があった。2人共参加者の人だった。
滑り台の上、ジャングルジムの辺りにを探していた。
(先を越された!)僕も遅れて遊具の周りを探した。
でも中々見つからない。
他の2人もまだ見つかってないみたいだった。
その内1人(男性)が諦めて別のところに去っていった。
もう1人(女性)はまだ懸命に探している。
僕もここには無いのかもしれない。場所をいどうするか?と思い初め、迷いながらタイヤの遊具を調べ始めた。
タイヤの遊具の内側に何か神のような感触があり、僕はドキ!!っとした。
取り出してみると「ミッション」と書かれた手紙だった。
見つけた!!!
僕は急いで中身を見た。
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ミッション
今から10分間全裸で過ごしなさい。
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一瞬無理だと思った。
辺りを見回すと人の気配はない。さっきまで探していた女性参加者も何処か違う所に移ったみたいだ。
時刻は1:30。。。一般の人もそんなに居ない。
僕は覚悟を決めてその場で服を全部脱いだ。
昼間は暑かったけど、夜には心地よい風もあり涼しい気候だった。
全裸になると不思議な気分だった。
見られたらという不安とあらわになったアソコに当たる涼しい風。
開放的な、、思っていたよりも気持ちが良かった。
僕は今まで露出とかには一切興味が無かった。今回初めて、露出好きな人の気持ちがちょっとわかった。
見られるかもしれない。
僕は今恥ずかしい事をしている。
そうやって考えれば考えるほど、僕のアソコが熱を帯びていくのがわかった。
とはいえ、誰か来たら怖いので滑り台の所でちょっと隠れながら全裸になっていた。
すると右手前方から人影が遊具の方に近ずいてきた。
どうやら参加者(女性)の1人だ。
僕を見るなり、ビックリして声を上げた。
僕「す、すいません。。」
女性「あ、ミッション中ですか?す、、すいません。」
と言って参加者の女性はその場を後にした。
暗いので多分僕のアソコは見られてないと思うけど、、、見てたらどんな反応をしたんだろう?
そしてもう1つ、、、もし先に女性の参加者がこのミッションを見つけていたら、、、
女性もこのミッションをやったのだろうか??
そんなことを考えていると僕のアソコは、不安とか恥ずかしいと言う気持ちを押し切ってギンギンになってしまった。
スマホが鳴った。
また誰かミッションをクリアしたのだろうか?
僕はスマホをみた。
【ミッションクリア タカシ様 南西遊具場】
いつの間にか10分経っていた。
僕は嬉しさと興奮で急いで服を着た。
さあ次の所に向かおう。
、、、でもどうやって運営側はミッションクリアしたのを分かったのだろう?
少なくともあの時、ココには人の気配は無かった。
僕は寒気を感じながらまた公園内を探索に回った。
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