母校の中学校から生い立ちを挨拶して回った。
その間芳子ちゃんが、腕組みしてずーと横に付き添ってくれた。
「なぁ、君もう人妻だろうよ。
まずその腕組みは、やめよう。」
「もう相変わらず柔軟性無いね(*´∀`)」
「いやぁ、さっきから後ろにぞろぞろついてくるカメラは、何?」
「取材チームでしょうね(*´∀`)」
「許可した覚えない。」
「私と校長が、許可しました。」
「なぜ?」
「この中学校の存続とアピールですわぁ。
卒業した中学校が、廃校になってかまわない?」
「それは、嫌だ。」
「だから勇ちゃんの功績で、活性化して欲しいのよ。」
「まぁ、それに使うとなれば協力する。
ならばなおさら腕組みは、やめよう。」
「何で('_'?)」
「芳子ちゃん子供の頃から、周りの影響を考えていないだろうよ。
仮にも君もう人妻だよ。
旦那さんとか、親族、旧友達の影響を考えなさい。」って芳子ちゃんを振り切り、先に歩いて行った。
小学校に到着した。
「ここが、教授の卒業した小学校ですね。」
って女性レポーターが、インタビューした。
「はい、確かタイムカプセルが、埋めてあったはずなんだけどもぅ?
あっ、校庭掘るには、校長先生に挨拶して、許可取らないといけない。」って校長室に行った。
「こんこん。」って、ノックした。
「どうぞ。」
「あのぅ、数年前の卒業、あっ((゚□゚;))」
「勇治君久しぶり、元気だった。」
「お前このぅ。あっ失礼しました。」
「おやぁ、おやぁ、またしても教授と深い
関係の人ですか?」
「実は、小学校の時に勇治君とは、1人の女の子を決闘して取り合いしていた。
ライバルなんですよ(*´∀`)」
「はぁぁ(>_<)」
「えっ、勇治教授をそんなに夢中にした女の子が、いたんですか?
校長先生と教授も、温厚篤実なのに。
おふたりが、そんなに恋焦がれた女の子ってかなりの美少女ですね(*´∀`)」
「私達は、ふたり共に町の柔道道場仲間でしてね。
「さすが教授は、子供の時から身体鍛え上げていたんですね(*´∀`)
でも同じ道場仲間ならば、おふたりは仲良しだったのではぁ?」
「勿論親友ですが、女の子の事となると話は別です。
お互い引かない。
いえ親友だからこそ真剣勝負しました。」
「勝敗はぁ?」
「私が、勝ちました。」
「う~ん、勇治教授にも弱点があった。」
「でも数ヶ月後に、リベンジして来た。
その時は、綺麗な一本背負いで負けました。」
「う~ん、親友のおふたりが、そこまで真剣勝負するとは、よほどかわいい女の子だったんですね(*´∀`)」
「う~ん、その美少女も、後程訪問させていただきます。」
「訪ねる必要は、無いよ(*´∀`)
ほらぁ、もう来ている。
そこにいますよ(*´∀`)」
「(*ノω・*)テヘ 」
「もしかしたら芳子社長さん。」
「ふたりの柔道少年が、美少女芳子を、決闘して奪いあった。
あっ失礼、興奮してしまいました。
芳子さんを、奪いあったんですね
(*´∀`)」
「あちやぁ(>д<*)」
芳子ちゃんには、だから私が、必要でしょう?と言わんばかりにこずかれた。
「改めて数年前埋めた。タイムカプセルはぁ?」
「町営の資料館が、保管していますよ。
校舎建て替えの時に、全て卒業年度ごとに
保管をお願いしました。」
「もしかしたらその時の美少女決闘の経緯が、保管されているのではぁ?」
「それはない。
あの頃は、将来の夢と言う題材だった。」
「それでは芳子さんなどは、感激してその時の事などを書いた記憶はありませんか?」
「うふふ、内緒ですわぁ(/-\*)」
「これは美味しい情報ですよ(*´∀`)
小学校時代の少女は、ナイトに憧れている
シンデレラですからねぇ?
自分の為に決闘する男の子の事となると、
芳子さんの顔が、真っ赤かわいいですよ。
ではすぐその資料館に、えっ、テープ切れる?
もう無い、残念ですが、本日の取材はここまでです。
明日は、その資料館を訪問予定でーす。
皆様お楽しみにしていてくださいね
(*´∀`)」
ってその日の取材は終わった。
まさか親友が、小学校の校長しているとは、知らなかった。
皆結局は、地元に戻って来ているんだ。
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