寝床に就いても火照る肉棒は収まる気配はなかった。
「くそっ」
その晩、重蔵はまだ脳裏に浮かぶるり子の裸体を思い描きながら自分の好きな体位で妄想セックスを試みていた。
抱え込んだ熟れ尻に何度も肉棒を抜き差しして、るり子の反応を思い描いた。
快感がいつもより激しく押し寄せ堪らずテッシュに放出するのだった。
翌朝の14日、るり子の声で起きた。
「義父さんよくお休みでしたね、朝食準備できましたから食べてください」
「ありがとう、腹が減った頂くとするか」
「どうぞ、その間屋の掃除させていただきますわ」
重蔵が寝床を出るとさっそく布団を揚げ部屋の掃除にかかった。
布団を揚げる時テッシュの使用後の屑が落ちた。
「あれ・・」
摘まみあげてゴミ箱に捨てようとした時、あの青臭い匂いに気が付いた。
まさか・・・やはりアノ匂いだわ
重蔵の体液である。
あの歳で、まだしてるのかしら・・・やはり男なのね
るり子は久しく隆とは会っていない、無理もない台湾勤務で年に数回しか帰国しない、従ってセックスも遠のいていた。
だから義父の体液の匂いは、るり子を否応なく刺激していた。
「るり子さん、明日帰るんじゃったな」
「いいえ、仏様を見送ってからにしようと思います」
「そうか、16日に帰るのか、そりゃあ嬉しい」
まだ二日ある、重蔵の思いは募るばかりであった。
14日の晩、浴衣姿になったるり子を近くの盆踊りの広場に案内した。
誰もが隆の妻であることを知っている、あまりの美しさにうらやむ人の視線があった。
「さあ、こちらで飲みませんか」
屋台に二人を誘う者がいた。
「こんばんわ、隆の同級生の和田です、奥様ですね」
「はい、いつも義父がお世話になってます」
「いやいや、この爺さん結構若いころからアレが好きでしてね、なかなかの色男です」
「何を言うか・・・」
重蔵もご機嫌で仲間に入ってきた。
「隆はどうしたんです」
「今年は来られないんです、私ひとりで来させていただきました」
「それは寂しいですね、しかし浴衣がよくお似合いです、爺さん幸せだな」
和田は重蔵を冷やかすかのように言った。
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