11月初旬。
徹は一週間の予定で関西方面へ講演旅行に出かけた。
主催者の大学や企業や民間団体だった。
が、時には高校での性教育の一環として招聘されることもあった。
今時の高校生はネットで性情報を得ているから従来の性教育のような綺麗ごとは無用だ。
徹は彼らの実情に合わせてストレートな話をした。
以下、その要旨。
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男子にとってオナニーは心身の健康に必要不可欠。
その頻度は医学的に3日に1回が良いとされている。
射精後、陰嚢に精子が満ちるまで約3日を要するからだ。
皆のような思春期の男子なら精子が活発に作られるからもう少し頻度を上げても良いかも知れない。
高校生の男子は女子を見るだけでもムラムラするだろう。
すると勉強や部活に集中できなくなる。
陰嚢に溜まった古い精子は体の中で吸収されるが、ムラムラした状態を長く続けるのは体によくない。
とはいえ男子のオナニーはただの性欲処理ではない。
心身の健康維持に必要な行為だ。
従ってより楽しく気持ちよくなる工夫が必要だ。
今はネットでエッチな動画や写真を入手できるが、時には妄想でオナニーするのも気持ちいい。
好きな人、好きな芸能人、好きな漫画やアニメのキャラクターとセックスする妄想など。
そうして限界まで性感や興奮を高めると達した時に叫んでしまいたくなるような強い快感が得られる。
射精するとドーパミンが体内で放出されるが、これはストレスを減少させるので、定期的なオナニーはストレス解消に効果的だ。
また、射精時にプロラクチンが分泌されるが、この物質は眠気を誘う役割がある。
寝付きが悪い方や不眠症の人は寝る前のオナニーが効果的だ。
注意すべき点は強い刺激を与えないようにすること。
強い刺激は、これに慣れてしまい、普通のオナニーやセックスでは射精できなくなるなど悪影響が出る。
性器をきつく握り強くしごく感覚に慣れてしまうとセックスで射精できなくなる。
オナニーのポイントは女子の膣圧くらいの圧で軽く握ること。
セックス経験のある男子は分かると思うが、女子の膣はふんわりとした優しく包み込む程度の圧力しかない。
少し前までは女子がオナニーをすることは恥ずかしく話題にするものタブーとされていた。
が、今はその認識が大きく変わった。
オナニーを堂々と公言する女性芸能人も何人もいる。
個人差はあるものの多くの人は週に1回以上はオナニーをするとの統計がある。
もちろん毎日しているという人も少なくない。
性欲の強さは人それぞれだ。
性欲が強い人や男子と触れ合う機会の少ない女子の中にも毎日オナニーをする人が多いようだ。
中にはセックスだけで十分だと考えている女子もいるが、セックスで期待していたほど満足感が得られなかった女子は、そのモヤモヤした気持ちの時にだけオナニーをするようだ。
多くの女子が10歳代や20歳代でオナニーに目覚める。
ごく少数だがオナニー経験のない女子もいる。
これは処女や恋愛経験の少ない人に見られる。
確かに気持ち良さを知らなければオナニーをしたいとは思わないだろう。
女性のオナニーの適切な頻度だが、特に回数の制限はない。
注意すべき点は、オナニーの頻度が高い人の中には生理中にも行う人がいますが、これはやめた方がよい。
生理中は性欲が高まるが、生理中のオナニーは様々な感染症にかかりやすい。
また、オナニーが気持ち良くないという人も頻度が高過ぎる可能性がある。
最も頻度が高いのは20歳代から30歳代の女性だ。
女性は30歳代頃から性欲が高まる人が多い。
当然、オナニーの頻度も高まる。
また、結婚している女性でも夫婦間のセックス頻度は低くなる傾向があり、セックスレスが原因でオナニーする女性も多くいる。
女性は30歳代や40歳代で性欲が高まる。
が、50歳代になると女性はオナニーの頻度が極端に減少する。
50歳代で生理が終わる女性が多いため、ホルモンバランスに大きな変化が訪れるからだろう。
その結果、オナニーをする人は50歳代で半数ほどに減ってしまうようだ。
皆のような10歳代は特に性に対する興味が高まっているため、オナニーの頻度が高まる傾向にある。
最近ではネットが広く普及したことにより、中高生がオナニーに関する知識を得る機会が多くなった。
その結果オナニーの経験年齢も低下気味になっている。
女性が初めてオナニーを行う年齢の平均は14歳と言われている。
セックスを経験したためにオナニーに興味が出る人も少なくない。
オナニーの回数を重ねるごとに感度を高めることができる。
感度を高めることができればこれからのセックスをもっと楽しむことができるようになるはずだ。
自分の性感帯が分かることにも繋がる。
性感帯を自分で把握することはセックスで気持ち良くなるための第一歩。
オナニーをする女子としない女子では見た目の雰囲気に違いが出る。
オナニーをする女子は男子からはよりセクシーに見える。
女性らしい雰囲気を身につけたい人は積極的にオナニーを楽しむとよい。
オナニーでのお薦めのオカズはエッチな漫画、AV動画だ。
最近では女性の性もオープンだから女性用のAVも増えた。
女性用AVは女性が気持ちよくなれるようなシチュエーションで構成されている。
オナニーに刺激を与えることができるだろう。
一方、女性は男性よりも想像力に長けている。
そのため、実際に行った男子とのエッチを思い出すのもお薦めだ。
男子とのエッチは女子を幸せな気持ちにさせてくれる。
オナニーの際は積極的に取り入れてみてほしい。
そうすれば女子力も高まる。
結果的に好きな人からより好きになってもらえる。
尚、オナニーを行う際は衛生面に気を付けてほしい。
性器を触る時は手を綺麗に洗うこと。
バイブやローター、ディルドを使うのは大変結構だが、これらの玩具を使用する際もきちんと洗浄する必要がある。
但し、バイブやローターの使い過ぎには注意が必要。
強い刺激に慣れ過ぎてしまう可能性が高いからだ。
強い刺激に慣れてしまうと性交で感じづらくなるというデメリットがある。
感じなくなるとセックスが楽しめない。
また、オナニーをしている際、両親や兄弟にバレてしまう女子も少なくない。
時間と場所を選ぶこと。
女子はオナニーの際にイクことばかりを意識しすぎてしまう人がいる。
イクことを意識しすぎてしまうとそのことばかりが気になってしまって却ってイケなくなることも多い。
オナニーでは必ずしもイク必要はない。
イクためには、エロ漫画や動画などで事前にエッチな気分を高めておく必要がある。
イケるようだったらイク、くらいにしてみてはどうか。
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徹は中高生への自慰や性交を大いに推奨して講演を終えた。
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