梅雨が明け、初夏を迎えた。
もうじき3歳になる茜は小学校低学年で習う漢字や掛け算九九などを憶えた。
特に図鑑を好んだ。
動物、昆虫、鳥類、植物、宇宙、星座などの図鑑を一日中眺めていた。
図鑑はルビ入りだ。
茜は漢字もよく憶えた。
徹と加奈子は茜のために絵本も創作した。
茜も真似して絵を描き、簡単な物語を書くようになった。
茜はよく喋りよく歌った。
茜が歌うと徹と加奈子も一緒に歌った。
茜を一緒にいる際も徹と加奈子はイチャイチャと戯れた。
徹が加奈子の尻を触ったり加奈子が徹にキスしたりした。
茜は「パパとママ、チュ-してる」と言って笑った。
加奈子は「ママ、パパのこと愛してるから」と応じた。
ある夜、和室で茜を寝かせた。
通常、茜が寝た後は徹と加奈子は地下の「ラブル-ム」へ行って性交していた。
が、この日は茜の隣に布団を敷き、そこで寝た。
加奈子が徹の布団に入り込み、徹の下半身をまさぐった。
徹も加奈子の下半身に手を入れた。
互いの躰を愛撫し合いながら下着姿になった。
茜が目を醒まさないよう2人は静かに愛撫し合った。
今までにないスリルに2人は興奮していた。
徹が加奈子の両足を広げた。
マングリ返しにして股間に顔を入れた。
徹は加奈子の秘唇や淫核を手柔らかに愛情をもって舐めた。
「ああ……」
加奈子が小さく喘いだ。
次に徹が仰向けになった。
加奈子が徹の股間に顔をつけ、ゆっくり顔を上下させた。
「ああ……いい、加奈子……ああ……感じるよ」
徹が喘ぎ囁く。
2人の淫靡な呻き声が茜の静かな寝息に溶け込んでいた。
茜は地下の「ラブル-ム」の存在をまだ知らない。
地下への入口は一階の奥の納戸の中にあった。
納戸には普段使わない物品が置いてあった。
地下への入口は、徹や加奈子の他、一部の使用人しか知らない。
茜は夜は使用人の家で寝ることが多かった。
従って本宅の和室で寝ることは稀だった。
茜にはパパとママは夜もお仕事だからと説明していた。
が、茜はパパやママと寝たいと主張するようになった。
それで、時々は茜を本宅の和室で寝かせるようになった。
万が一、茜が夜中に目を醒ました場合のことを考えると「ラブル-ム」に籠るわけにもいかない。
茜が寝る隣で、喘ぎ声を抑制しながら性交した。
それは新鮮な猥褻性を齎した。
茜が隣で寝ている時は加奈子が性交を主導した。
日本の場合、西欧文化圏と異なり、女主導の性交は猥褻性が増す。
日本では女性は性に対して慎ましくあるべきという観念が膾炙しているからだ。
日中おしとやかで慎ましやかな女が、夜ベッドで淫奔な性戯に耽って痴声を放つ姿は、淫猥そのものだった。
加奈子は徹を仰向けに寝かせ、両足を大きく広げさせた。
加奈子は徹の両足の間に入り、徹の怒張を口に含んだ。
亀頭に舌を絡ませ、舐め、吸い、噛み、涎をまぶした。
「うぅっ」
徹が顔を顰めて呻く。
僅かに放精していた。
加奈子はメスの欲情を抑えきれず徹に馬乗りになった。
騎上位だ。
徹の怒張を根元まで咥え込んで淫猥に腰を動かす。
徹に覆い被さり、徹の唇に舌を挿し込んで涎を垂らした。
「あなた、あたしに犯されて幸せでしょ? どうなの?」
徹は「ああ、加奈子、とっても感じるよ」と喘ぎ悶えた。
じきに徹は「ああッ、い……イクっ」と呻いて果てた。
加奈子は結合部に生温かい男汁を感じながらも腰を動かし続けた。
「あっ、あうっ、はぁっ」
徹が躰を捻って悶える。
「あなた、いやらしいわ、こんなにいっぱいお洩らしして」
茜が目を覚まさないよう2人とも小声で喘ぎ囁き合った。
加奈子は静かに、しかし大きく尻を前後に往復させた。
淫靡な性交だった。
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