徹の官能小説は相変わらずよく売れた。
最近は画像なしでも売れた。
徹の小説はタイトル別にシリーズ化されていた。
人々が次第に理性を失い、都市全体が乱交の渦に巻き込まれていく「都」シリーズ。
『淫靡の都』
『淫猥の都』
『淫乱の都』
『淫奔の都』
学生サークル「愛を紡ぐ会」の合宿の模様を描いた「館」シリーズ。
『性交の館』
『淫交の館』
『情交の館』
『乱交の館』
異次元から来た性獣が人間の女を次々に拉致して性開発する「蕾」シリーズ。
『幼女の蕾』
『処女の蕾』
『美女の蕾』
『痴女の蕾』
平安時代の一夫多妻制のもとで複数の妻を次々に弄ぶ「掟」シリーズ。
『人妻の掟』
『新妻の掟』
『幼妻の掟』
『若妻の掟』
様々な夫婦の淫らな愛欲生活を描いた「宴」シリーズ。
『情欲の宴』
『愛欲の宴』
『淫欲の宴』
『邪欲の宴』
邪悪宗教団体「愛欲教」で繰り広げられる凄絶な凌辱を描いた「炎」シリーズ。
『絶叫の炎』
『悶絶の炎』
『狂乱の炎』
『痴業の炎』
若いカップル専用の豪華客船「子作りツアー」を描いた「渚」シリーズ。
『快楽の渚』
『淫楽の渚』
『悦楽の渚』
『狂楽の渚』
加奈子も最近は独自に官能小説を書き始めた。
『犯されるママを見て疼いた娘』
『僕と子作りするエッチな姉妹』
『パパの赤ちゃんを産ませてね』
……等々。
これらはリアルで大胆な描写が好評で大ヒットした。
続けて執筆した、
『スケベな未亡人は僕の性奴隷』
『新妻の濡れた蜜壺を虐め抜く』
『清楚な令嬢のメス穴オナニー』
『悶絶するほど何度もイかされ』
……これらも犯される女の心理や欲望を繊細に描いていた。
茜は2歳になった。
茜はよく喋る娘だった。
絵本を好んでよく読んだ。
最初は徹や加奈子が頻繁に読み聞かせをした。
が、やがて文字を覚え、自力で読むようになった。
賢い娘だった。
徹と加奈子は午前の執筆を終えると茜を連れて散歩に出た。
車で鎌倉や湘南の海へ連れて行った。
時には横浜まで買い物に出掛けた。
徹と加奈子は茜にとって良いパパとママだった。
茜のパパとママは、茜が寝た後はおぞましい性獣と化した。
地下の「ラブルーム」に降りて淫奔な快楽に溺れ込んだ。
が、その淫奔な快楽で出来た娘が可愛い茜なのだった。
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