夜。
裏山で地虫が鳴く声が聞こえていた。
周囲に外灯はない。
家の周囲は暗闇と静寂に包まれている。
星明りが僅かに山林を照らしていた。
徹と加奈子は風呂で互いの躰を清め合った。
ボディーソープを付けて全身を愛撫し合った。
2人の切ない吐息と喘ぎ声が浴室に響く。
洗い場や浴槽で淫語を囁き合いながら婬戯を繰り広げた。
疼きを昂ぶらせた加奈子は徹が挿入すると共に昇天した。
数回往復させただけで徹も果てた。
再び互いの躰を清め合い、浴槽に浸かった。
浴室を出ると2人は寝室に入った。
加奈子が全裸でベッドに俯せに横たわる。
徹は加奈子の両足を大きく広げ、尻に顔を埋めた。
時間をかけた丁寧な愛撫に加奈子が声を上げた。
尻を上下左右に打ち振って悶え、やがて昇りつめた。
徹は加奈子の尻を抱いた。
真白い豊かな尻だった。
加奈子の腰を掴んでゆっくり責め始めた。
硬く太いものが加奈子の陰部に卑猥な出入りを繰り返している。
やがて加奈子は両手でシーツを掴んで甲高い喘ぎ声を放った。
徹は加奈子を仰向けに寝かせると、両足を肩に担いで腰を入れた。
加奈子の躰が二つ折りになる屈曲位で責めている。
徹は加奈子の陰部を愛撫するように優しく緩慢に腰を遣った。
両手で加奈子の乳房を揉み、指で乳首を転がす。
「ああ……」
加奈子が悦び悶えた。
その悦びは次第に快楽の大波へと勢力を強めていった。
「ああッ、ああッ」
加奈子の喘ぎ叫ぶ声が裏山に達していた。
徹もたまらず加奈子の躰を大きく突き動かしながら呻いて果てた。
徹と加奈子の愛と悦楽の営みは夜更けまで続いた。
2人は幾度も互いの躰を求め合い、快感は幾度も頂天に達した。
そして深い眠りについた。
裏山で地虫が鳴く声が静かに聞こえていた。
朝8時。
目覚めた2人はシャワーを浴びた。
加奈子は食事の支度、徹は掃除と洗濯を始める。
狭い家だから掃除は簡単だ。
洗濯も乾燥まで全自動で済む。
シーツは毎日洗った。
毎晩の営みで付着した淫液を洗い落とす必要があった。
朝食後、10時頃から2人は仕事に取り掛かった。
複数のモニターを同時再生して録画映像を観る。
加奈子のあられもない姿、豊満な乳房や陰部が様々な角度から見える。
徹の雄々しく逞しい腰つきと引き締まった尻。
加奈子の破廉恥な悦びの痴声。
様々な体位で交わる2人。
愛と悦楽に包まれた性行為。
複数箇所でチェックを入れ、小説のプロットと使用画像を決める。
欲情しないわけではない。
が、ここで性行為に及ぶと仕事にならない。
そこは2人とも耐え、仕事に没頭した。
仕事は昼過ぎに終わった。
簡単な昼食を済ませると車で市街地へ出かけた。
映画を観た後、郊外のアダルドショップへ行く。
ローション、バイブ、ディルド、オナホール、コスプレ衣裳など、常に新商品が開発されている。
そのつど2人は様々な物を購入して試した。
ディルド一つでも色や形や大きさや硬さは千差万別だ。
既に家には何種類かの淫具があった。
が、一定期間使用した後はそのつど処分する。
常備品の数は少なかった。
そこに新商品を持ち込み、新たに2人で試す。
徹は加奈子に履かせる穴開きパンティーを買った。
股間の一部にフリルで縁取った切れ目が入っていた。
下尻の周りを円形に開けてあるフリル付きのスパークハーフ製のパンティーだった。
加奈子は徹に履かせるノーシームのシースルーパンツを買った。
前の一部分に男根の根元を締めつけ刺激するイボ付きリングの穴がある。
スパークハーフ製のもので、睾丸が透けて見えるものだった。
他に、SM用のロープ、手枷、足枷、アイマスク。
さらには、擽り専用のフェザーティックラー、ディルド自動ピストンマン、等々。
店を出ると2人は再び市街地へ戻った。
高級肉鍋店へ行った。
個室で向かい合い、足を絡めて戯れながら美味を堪能した。
ベッドで愛を紡ぐ営みの準備は夕食から始まるのだった。
夜。
アイマスクを着けた加奈子は跪いて徹の男根を含んだ。
購入したシースルーのブラジャーとパンティーを身に着けている。
フリルで縁取った切れ目から陰部が露わに見えていた。
徹も購入したイボ付きリングパンツを履いている。
リングから怒張した男根だけが突き出ていた。
イボに根元を締めつけられた状態の男根を加奈子が舐めている。
男の性感を熟知した愛撫に徹は呻き続けて射精した。
徹は加奈子の全身をフェザーティックラーで刺激した。
「擽ったい」と笑って逃げ回る加奈子の陰部は既に濡れている。
パンティーの切れ目から陰部にローターをあてた。
加奈子は躰を捩って悶え、反り返りながら気をヤった。
手枷足枷に加え、SM用ロープを使った。
加奈子の両手首を背中で縛り、足首と太腿を纏めて縛って固定した。
両膝と顔をベッドに突く格好だ。
尻を高く掲げる形になる。
加奈子の陰部にバイブを挿入した。
「ああッ、いいッ」
加奈子が悦楽の歓声を上げる。
目隠しをされ手足を拘束されている恥辱が加奈子を昂ぶらせた。
耐え難い快感が加奈子を襲った。
陰部から飛沫を散らしている。
次に徹は加奈子を仰向けに寝かせ、怒張したものを加奈子に挿入した。
加奈子は膝を折った状態で両足を大きく広げさせられている。
徹は力強く腰を打ちつけながら加奈子との結合部を見た。
己の頼もしい男根が加奈子の膣に緩慢な出入りを繰り返している。
欲情した男女の性行為だ。
その姿は淫ら以外の何物でもなかった。
「ああッ、イクわっ」
加奈子が躰を痙攣させて呻いた。
徹も感極まった。
往復運動を速めた後、低く呻きながら射精した。
加奈子の足枷を外し、太ももを解放した。
徹は胡坐をかき、その上に加奈子を乗せて座位で抱いた。
加奈子の尻を掴んで大きく上下させる。
加奈子の躰が徹の上で躍った。
「ああんっ、ああんっ」
加奈子が喘ぐ。
徹が加奈子を悦楽の極みに追い込む。
徹の責めは執拗に続いた。
加奈子は絶頂し続けるしかなかった。
加奈子の艶かしいよがり声は夜更けまで裏山に響き渡っていた。
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