2人は並んでソファーに腰掛けた。
徹は加奈子の肩を抱き寄せ、優しくキスを与えた。
徹は過去に何人か女を経験していた。
女の抱き方を心得ていた。
一方、加奈子は処女だった。
男に愛撫されても、なすすべを知らない加奈子。
不安と陶酔の中で徹に身を任せていた。
徹が加奈子のパンティーの中にそっと手を入れた。
徹の指が加奈子の陰毛をまさぐっている。
加奈子の繊細な恥毛を掻き分けている。
やがて小陰唇の合わせ目に指が滑り込んだ。
加奈子の陰部からは粘液が沁み出していた。
自慰の経験すらない加奈子だった。
男に愛撫される快感を初めて経験した。
「……あ……はぁ……」
囁くような可愛い喘ぎ声を洩らした。
切ない表情で徹を見上げている。
徹は加奈子に優しくキスを与えた。
加奈子の表情に変化が出ていた。
加奈子の呼吸が少しずつ深くなっていた。
やがて加奈子は小さくビクンと震えた。
表情を歪めていた。
初めてクリトリスでアクメを迎えたのだった。
「……大丈夫?」
加奈子の呼吸が落ち着くのを待って徹が尋ねた。
「ええ……、気持が……とってもよくなったの……」
加奈子は顔を赤くして囁いた。
徹は顔を近づけ、加奈子にそっと唇を重ねた。
徹は加奈子のブラウスとスカートをゆっくりと脱がせた。
「お願い、ライトを消して……」
加奈子が目を伏せて恥ずかしそうに囁く。
徹は室内の照明を落とした。
ピンクのブラジャーをそっと外す。
色白の美しい乳房だった。
張りのある豊かな乳房、可愛く勃起した乳首。
徹は乳房をゆっくりと揉み、乳首を指で優しく転がした。
「ああ……はぁっ……」
加奈子が溜め息のような可愛い喘ぎ声が洩らした。
2人はバスルームに入った。
加奈子の希望でバスルームの照明も落としてあった。
加奈子は自身の裸を恥ずかしがった。
徹は加奈子の躰を優しく洗い清めた。
抜群のプロポーション、豊満で肉感的な女体だ。
股間には薄目の陰毛が慎ましく生い茂っていた。
一方、運動部で鍛えた徹の肉体は筋肉質で逞しかった。
太く硬く勃起した男根を加奈子にそっと握らせた。
加奈子は驚きと興奮をもって徹の男根を握った。
男の躰に初めて触れたのだった。
しなやかな手で男根を優しく包み込んだ。
そして、ぎこちなく擦り始めた。
2人はベッドに入った。
仰向けになった加奈子の躰の上に徹が覆い被さった。
優しく唇を重ねた。
互いに舌を絡め合った。
徹の指が加奈子の乳房を優しく挟み、乳首をこね回す。
舌と唇で乳房や乳首を時間をかけて丹念に愛撫した。
やがて徹は加奈子の下半身へと唇を這わせていった。
あまりの恥ずかしさで加奈子は気絶寸前だった。
耐え切れずに両手で顔を覆っていた。
徹は加奈子の大陰唇の割れ目に沿って舌を這わせた。
「はっ……あ……」
加奈子が微かに声を洩らした。
加奈子の股間は甘い香りを漂わせていた。
徹は少しずつ加奈子の両足を広げていった。
クリトリスを舌先で転がし、膣口を舌先で弄んだ。
加奈子は快感と羞恥で身を捩らせた。
徹は優しく舐め続けた。
気の遠くなるような時間が流れた。
加奈子は徹の愛撫に耐えていた。
少しずつ恥ずかしさが薄らいでいた。
替わりに心地よい快感が燻り始めていた。
その快感は徐々に加奈子の全身を優しく包み込んだ。
「あっ……ああっ……」
小さな可愛い喘ぎ声を上げた。
小刻みに躰を震わせてアクメに達していた。
その夜、徹と加奈子の躰は一つに結ばれた。
徹は加奈子に正常位で覆い被さった。
加奈子の躰に逞しい男根をゆっくりと挿し込んだ。
加奈子の耳元で優しく甘い言葉を囁いていた。
徹の男根が加奈子の膣に根元まで埋め込まれた。
男の躰を完全に受け入れた加奈子は涙を流した。
泣いたのは処女を失った痛みではなかった。
好きな男と初めて結ばれたことへの感涙だった。
徹は加奈子を優しく抱き締めた。
加奈子のしなやかな両腕も徹を引き寄せていた。
2人は最高に幸せだった。
そのまま動かずしばらく繋がっていた。
やがて徹は射精することなく男根を引き抜いた。
初夜の行為を挿入だけで終わりした。
性交に対する加奈子の不安を最小限に抑える配慮だった。
2人は全裸で抱き合ったまま幸せな眠りについた。
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