浴室の中、呆気に取られたかのように吊るされた私の下着を見上げる全裸の彼。
ぎゃあ!
み、見るな見るな見るなぁっ!
っつーか見せんな、そんなモノ!
ブラブラさせてんじゃねーよ!
彼を押し退けるようにして脱衣所から浴室に飛び込んだ私は、濡れた床で足を滑らせる。
間一髪、私が転倒を免れたのは、彼が抱き留めてくれたからだ。
仰け反りながらも何とか現状維持。
彼の左腕が私の腰に回されていた。
「・・す、すみません・・・。」
とくとくとく・・・。
後生大事に握り締めていたロング缶からビールが溢れ、浴衣の胸元を濡らす。
あああ・・・ぐしょぐしょだ・・。
不意に私は浴衣を肌蹴られ、裸の上半身を晒されていた。
「え?」
そのまま彼に抱き締められた私は硬直していた。
先刻、彼に腕を掴まれた際に感じた奇妙な感覚に再び襲われていたのだ。
ひっ!
肌蹴られた胸元を舐められていた。
ゆっくりと。
隈なく、だ。
ねっとりと湿った舌が、私の胸元から乳房にかけてを這っていく。
ゾワゾワする。
全身の肌が粟立つ。
「あ、嫌・・・やだ・・・。」
そう言いながらも、私は彼から離れることが出来ない。
私は彼の頭に手を添えていた。
彼を押し退けたかった。
彼を抱き締めたかった。
結果、どちらも出来ずに私は添えた手に力を籠めていく。
彼が私の左の乳首を唇で挟む。
やんわりと唇で圧力を加えながら、先端を舌で転がされていた。
脚がガクガクする。
「ビール味・・。」
含み笑いをしながら、彼の舌が移動を開始する。
ビールが掛かったと思しき箇所を彼は丹念に舐めていく。
舐め取っていくつもりらしい。
いつの間にか彼は床に膝を突いて膝立ちになっていた。
今、彼の顔の位置・・は、おヘソの辺り。
だが、徐々にその位置は動いている。
ゆっくりと。
下に向かって蛇行しながら、だ。
おヘソの下、恥丘の上にかけての下腹部を舐め回されるにつれ、私は狂う。
そんなところには・・
・・ビール、掛かって・・ない・・。
・・・だめ。
イク・・イッちゃう・・。
彼の舌がクリトリスに触れた。
固く尖がらせた舌の先端で淫らに膨らんだ肉の芽を突きまくる。
ちゅうぅぅううぅ・・・
敏感な箇所を彼に唇で吸われたその瞬間、私の視界は眩む。
私はその場にへたり込んでいた。
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