土下座したまま果ててしまったあたしは前後不覚。
不幸中の幸いというべきか、枕に顔を押し付けていた為、果てている最中の顔は見られていない・・はず。
ハッ?
一度目と二度目・・は?
絶対、見られてる・・。
うわぁぁぁぁあ・・。
後悔、先に立たず。
あたしの動揺を余所に、彼はまたもや、あたしの躯を裏返す。
・・俯伏せにしたり、仰向けにしたり・・
・・ん?
・・今は・・仰向け?
・・浴衣、脱がされ・・てた・・はず。
あわわわわわ・・。
両腕で胸を隠しながら躯を横にしようとしたが、時既に遅し。
仰向けにされたあたしは、彼に両腕を握られて、、つまり万歳させられていた。
緩んだ躯が丸見えであった。
いやぁ・・見ないでぇ・・。
いきなり彼の躯が覆い被さってきた。
互いの躯がピッタリと重なる。
両脚は左右に割られ、彼の身体を挟んでいるので抵抗の術はない。
あ、でも・・これなら・・
裸、見られない・・?
せめてもの抵抗とばかり、あたしは顔を背けた。
眼が合ったら恥ずかしい。
だが、敵もさる者にして引っ掻く者。
あたしの耳朶を口に含んだ彼は、舌を這わせるばかりか耳の穴を舐め始めていた。
背中がゾワゾワする。
全身の肌が粟立つ。
くすぐったいよぅ・・。
恥ずかしいよぅ・・・。
・・でも・・・・・気持ちいい・・よぅ。
そんなあたしの気持ちを知ってか知らずか、丹念に耳を舐め終えた彼の唇が移動を開始する。
顎の下から始まり首筋を。
首筋から肩甲骨の窪みを。
ちゅっ・・。
しかも時々そこら中に軽くキスをするのだ。
ゆっくりと移動しながらの口唇による愛撫は続く。
「ひんっ!」
左の乳首を口に含んだ彼は、尖がった肉の芽を不意に強く吸う。
ひんひんひんひん・・。
そんなに強く吸ったら・・
・・と、取れちゃう・・。
取れてしまっても構わなかった。
もっと強く吸って欲しかった。
律儀な彼は左が終われば右に取り掛かる。
左右の乳首を順番に吸われながら、あたしはメロメロになっていく。
やっと乳首を舐め終えたのか、彼の唇が移動を開始した。
つ、次・・どこ?
脇腹、鳩尾を通り過ぎると彼の顔は移動を止めた。
移動を止めた場所は・・おヘソ。
・・おヘソ、そこは・・ゴマが・・
だって・・お祖母ちゃんが・・
ヘソのゴマは取っちゃダメだよって・・。
く、く、く、くすぐったい・・。
察してくれたのかは定かでないが、彼の顔が移動する。
今度は真下に向かって南下中・・。
え?
そ、その先は・・。
だが幸いにして軌道は危うい位置で方向転換、脚の付け根から太腿の内側を経て膝の少し上までを丹念に舌が這っていく。
き、気持ちいい・・。
あ、でも・・あたし・・脚・・
ばっくり広げてんじゃん・・。
恥ずかしい。
アソコ、丸見え・・。
せめて・・顔を隠そう・・。
左右の手で顔を覆うが一体、それに何の意味があるのだろう。
その時、股間に強烈な快感が爆ぜた。
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